阪神淡路大震災15周年記念事業「Kiss Brilliant Days」@神戸ハーバーランド・スペースシアター


17日の日は神戸のハーバーランドで行われた阪神淡路大震災の日をきっかけに防災を呼び掛けるラジオ番組の公開収録に川嶋あいが出演するとのことで観覧へ。最初は毎年この日に川嶋さんが来ることを忘れていて、ドームでホビーフェアの仕事を入れていたから行けないかと思ってたけど2日前に突然人数足りそうだから休みでいいと連絡があって幸か不幸か行けることに。
15時半開始と言うことで一旦三宮で下車して15時過ぎには高速神戸へ到着。ハーバーランドと言うと一度だけ、3年4か月くらい前に亜衣しゃんのアコースティックライブでモザイクに行ったことがあるけど、帰りに高速神戸まで歩いて結構距離がある印象があったし。でも今回の会場となったスペースシアターは比較的駅から近いエリアだった。まぁ、ハーバーは用事もないし、いちゃいちゃしたのが多そうでうざいからホント来ないからなぁw。(ブ)


会場は難なく発見。地下1階の吹き抜けスペースで結構広いスペースがあった。席が用意されていて、立ち見の最前列にスタンバイできたためステージは見やすい。
15時30分から収録がスタート。元市長っぽい人やあしなが育英会の担当者が招かれての震災のことや対策についてのお話と、川嶋さんを含めて3組のアーティストのライブが行われた。川嶋さんはトリでの出演となったが、今回は川嶋さんが歌ったのではなくて他の方ではあったけど、川嶋さんも実際にCD収録している震災復興を願って作られた歌「しあわせ運べるように」を直に聞いて鳥肌が立つほどだった。


一方、討論の方では色々言ってたけど、災害時にラジオが大切なことや、一度大きな災害に遭うともう起こらないとたかをくくってるのじゃないかとか色々と。kiss FMの担当の方の知り合いでは関東大震災、福井での震災、阪神淡路と3つの大地震に遭った人もいるようでやっぱり防災が大切だと。後はラジオを枕元に置いて寝てる人の話などもあったけど僕は何もやってないな。(苦笑)
僕がやってる対策とすれば寝室にスリッパを置いてるくらいか。阪神淡路の時は被害は少なかったけどとにかく割れた皿が床に散乱してたのが印象的だったからとりあえず外に出られるようにと言うことで。あの時割れたのは基本的に食器だけで封鎖されたのは勝手口側だけだったけど、蛍光灯が落ちたり窓が割れたりってことにもなるしな。まぁ、次にあのくらいの規模の揺れが起きたら地盤も緩んでるし家ごと潰れるだろうから心配ないとは思うがw。


で、お目当ての川嶋さんのステージは18時頃からやっとスタート。今回は地元のアーティストを観に来る人が多かったようで、川嶋さんの時にそれ程混雑と言う程でなかった。
司会の方に呼ばれて登場するとすぐに演奏体制に入り「Dear」から。曲が終わるとまずは挨拶を。自己紹介をして楽しんでくださいとコメントして「見えない翼」を披露。
この後はトークコーナーとなり、テーマである震災から15年が経つことについての話を。この日に神戸で歌うのは今年で6回目とのこと。その度に元気になってるように感じるけど、もっと神戸の街が元気になれるように歌を届けていきたいとコメント。そして次の曲について、今一番神戸の皆さんに贈りたい曲ですと言って、頑張ってよりこの言葉を届けたいと思いますと「大丈夫だよ」を。


この曲の後は次に歌う新曲について久々のラブソングで、恋をしたときに純粋に大好きだよって照れくさくて言えない言葉だけど伝えることが一番大切なことなんだみたいな話をして「大好きだよ」を。
この後で次で最後の曲であることを告知して、現在本人やスタッフを初めファンを含めての一大プロジェクトとして行っている活動の報告を。以前から行っている貧しい国への寄付についてのことで、また新たしく学校を作るべく頑張ってるとのことで興味をもたれた方は是非協力をお願いしますと。そして、メッセージとして人間は忘れていく生き物ではあるけど、自分を大切に生きていってほしいみたいなことを。そして曲紹介について落ちているカケラを集めて輝かそうみたいなコメントをして「カケラ」を披露。
最後に有難うございましたとコメントしてライブは終了。


この後は司会の方とのトーク。素振りは見せなかったけど緊張していたとのこと。正月どう過ごしたかみたいなことも聞かれていて、風邪をひいてしまったようで寝正月だったようで・・・^^;。今も少し残っていて結構長引いていた様子。まぁ、僕の寝正月は精神的な面だったけどな。(苦笑)
それから神戸へ来たのは昨年の12月に大阪キャンペーンと同時にKiss FMに寄ったらしくそれ以来かと聞かれて、2日前に非公開で高校でライブをやったとの話があった。


後は神戸のイメージとテーマの震災のことについてこの時期は寒くて、そんな中で大変だったと思うと同情の言葉が。自身の防災意識についてはビビりな性分で東京で小さな地震が起こった時も身動きできなくなるらしい。僕もそうだな。でもまぁ、あまり対策はしてないようで^^;。この話題については毎年長田商店街で行われている催しに参加していることや、貧しい国への支援を頑張っていることへのお褒めの言葉など。
後は制作についての話などもあって、久々のラブソングをこのタイミングで出したのは何か理由があるのか聞かれたり、はまっていることについてジムによく行ってるとのこと。曲については特に意識してないようで。
最後に会場へのメッセージとして実際に皆さんに会って歌を届けることができて嬉しい、これからも自分なりに神戸にしてあげられることをやりたいとコメントして18時45分頃退場。


川嶋さんのステージの終了に伴いこのイベントも閉幕へ。司会の方の挨拶があって収録も終了となりますた。
観覧が終わったらCDの販促も行われていたけどさすがにそれは買えないのでその代わり募金の方を。厳しい時ではあるけどできることを貢献したいってこともあって川嶋さんのプランの方とあしなが両方に気持ち分だけ募金させてもらいますた。
ライブが終わったら19時前になっていたのでそのまま帰宅。今回は5曲歌ってくれたし行けて満足なイベントだった。
川嶋さんを観たのは今回は2ヶ月連続。今回はこういう形で観ることができたのは良かった。現時点では来月以降のスケジュールが決まってないようだけど、またツアーなりなんなりで観れる機会があればなと。


今回の感想は川嶋さんの人柄だからこそ被災された方の心にも響いて毎年この日には呼ばれるくらいなんだろうなと思った。「しあわせ運べるように」を手掛けたきっかけも不幸な過去があったからこそ共感できると依頼があった訳で、苦しみを理解してもらえるのが一番の慰めになると思うし。それに辛い過去があったとしても感傷にばかり浸るのではなく、自分の音楽に自信を持って心に届けていこうとする姿勢が伝わってくるところの川嶋さん好きだな。親に言われて音楽を志すようになったとしても、自分の夢を叶えて手にしたアーティスト活動に強い意志を持って取り組んでいるからこそ共感したり応援しようと思われるのだろうし、その夢が楽しいばかりではないとしても諦めず大きくなろうと希望を持ってる姿を見るとリスナーとしても何か希望を感じられるような気になれる。それから、悲しげな表情を隠さないところもかえっていい印象がある。辛い経験をしてきたから何となく表情が悲しげに見えるんだろうけど、辛いのに繕って笑顔でいられるよりダイレクトに気持ちが伝わってくる。だから共感できるし、勿論笑顔でいられるのが一番だけど無理矢理明るく振りまこうとするより自然でいい感じがする。そりゃ何もかにもとまでありのままには出せない世界だとしてもだからと言ってそれにヤケになったって何も伝わってこないし本人も辛いだけだろうし。そんなピュアで自分に正直な川嶋さん好きだなぁwww。

セットリスト


1.Dear
2.見えない翼
3.大丈夫だよ
4.大好きだよ
5.カケラ