ZARDフィルムコンサート"Screen Harmony"@神戸新聞松方ホール


※一部ネタばれがあるかもしれません。


一昨日はZARDのフィルムコンサートの神戸開催分を観覧へ。今年は映像放映のみでバンドの出演もないため迷っていたのだが今回も前日購入で対応。その代わりバンド演奏のあった昨年は5月15日のリバーフォーラム狙っても撃沈した訳で。それを踏まえるとバンドありなら取れないってことになるか。映像のみなので迷いはしたものの、自分にとってZARDは音楽に関心を持ったきっかけであり、最初に興味を持ったアーティスト、そしてBEINGファンになる足掛かりでもあるためこの場に集うことによって擬似的でもライブに行った気分になれたり、坂井さんへの感謝を感じられればと思い行くことに。


スクールが終わってから神戸方面へ移動。私鉄の時差切符は16時までしか使えないのでJRの昼得で行くのが安さでも一番。しかし、何故にか神戸だけ昼得が設定されておらず、すぐに神戸まで移動しても1時間程あるが三宮などと違い時間を潰せる場所がない。それなら三宮まで昼得で行ってそこから歩くことに。久々に中古CD店にも寄りたかったし、元町までは目と鼻の先だから後1駅分なら歩けない距離ではないはず。阪神サイドの神戸高速線は何故かもう1駅あるのだが。
17時半前に三宮。中古店には目ぼしいのはなかったのだが、ソウクル・sweet velvet・シネトカ等01年マスピで見かけたGIZA初期の懐かしいのが幾つか見つかった。そう言えばサンシャインワーフの帰りに西北のコンコースでサウンド1stのセールをやっていてBEINGのCDもあったがそちらも上木さんなどで興味あるのはなし。まぁ、半額って言ってもシングルでも500円程するから初めから買う気なかったのだが。(蹴)


その後は商店街を通って神戸駅方面へ。神戸って華やかなイメージがあるが、昼の顔と夜の顔が違うとよく聞くが本当にそんな感じ。元町の辺りは飲み屋なども多く脇道に入ればブラックな感じを感じる辺りも。しかし元町商店街って寂れてるんだなぁw。とか考えながらも18時20分頃には神戸駅前に。方向感覚が分からないので大階段を降りて一旦いつも高速神戸からスペースシアターに向かう地下街へ。いつものスペースシアター前の左側の階段を上がって地上に出ると正面に神戸新聞ビルをハケーン。やっと位置関係が掴めてきた感じ。
余裕を持ってビルに到着したのにまさかでビルの中で迷子。ビル内は閑散としていて何処に入口があるのやら・・・。そのうち小さな看板を見つけてエスカレーターで上がることに。会場は4階とのこと。グランキューブっぽくもなく、MUSEにも似てない複雑な構造の建物だた。


入場するとコンコース・フロア共に結構広い。市民会館風の構造かな。コンコースではグッズやCD類が販売されていて結構な列ができていた。チケの方はスタンディングと同じ整理番号方式なのだが座席は自由とのこと。埋まり具合は3割程度ってところで元取れてるのだろうか^^;。とりあえず真ん中より少し前の席へ。映画と同じで前過ぎてもしんどいだろうし。
開演までにスクリーンに流れていた映像を見ると2月にはまたリバーフォーラムであるとのことで。それも丁度坂井さんの誕生日の日か。まぁ、でもその日も日曜だし観れる間に観ておいた方があってことでこの日がベストだったと思う。


19時を過ぎると照明が落ちて上映開始。「ZARDのライブへようこそ」と言う音声が流れて開始。今回は普通のライブのようにセトリは意識したり控えていないのだが、内容はPVと3年前〜昨年までに行われたバンド演奏ライブを交互のような感じで流していくようなもの。通常のライブとは違いトークや水分補給などの間合いがないため淡々と進んでいき、基本的にはフル楽曲にも関わらず時間の割にかなりの曲数が流れたと思う。
特記したいところとしては、「雨に濡れて」のレコーディングと思われるシーンに密着した映像、「 Get U're Dream」〜「夏を待つセイル(帆)のように」にかけての裕美さんのピアノ演奏、追悼ライブでの「この愛に泳ぎ疲れても」の由利っぺさん・上木さん・愛果さん・大田さん等によるボーカル担当やテロップによるバンドメンバー紹介などが注目すべきと言うか印象に強い。


そして、アンコールシーンはZARD史上2大代表曲の「揺れる想い」とMステ出演時のシーンから始まる「負けないで」の2曲。全ての演奏が終わった後にはバンドメンバー全員が集まって坂井さんの遺影と共に大団円の写真を撮るところまで収録されていた。最近は興味のあるアーティストが少なくなっていたり、BEINGに不信的なイメージを持ってしまう部分はあるが、こうやって一つのアーティストの追悼ライブを成功させるためにGIZAを初めBEINGのあらゆるバンドからメンバーが集結して同じ目標を胸に演奏する姿はとても良かったし、そんな大所帯のバンドメンバーと客席の気持ちを一致団結させる坂井さんは改めて如何に偉大で尊敬されていたかが伝わってくるフィナーレだった。これを生の場で観れていれば鳥肌ものだっただろうなと思うのだがそれは仕方がない。でも、来年以降の公演では映像のみではなくまたバンド演奏を取り入れてほしいと切に願ってしまった。自分がその場に居れるかは別として、演奏する側・観る側全ての気持ちが一つになる空間をまた作り出してほしい。


他の曲については恥ずかしながらシングル曲でもあまり馴染みのない曲もあった。サビの歌詞を聴いてタイトルが分かった曲もあるのだが。それにしても、12年くらい前に初めて天神橋筋商店街に行った時にBGMで流れていた曲が何だっだか分からないのだがいまだに気になる。「君に逢いたくなったら・・・」、「息もできない」、「新しいドア〜冬のひまわり〜」のどれかかなとは思うのだが。多分「息もできない」だと思うんだけど・・・。まぁ、こういうのはYAHOO知恵袋みたいなんで質問したからって分かるもんじゃないしどうすることもできんわな^^;。やっぱり同じアーティストの曲には一貫性があるから微かな記憶だと聴いても思い出しにくい。
コンサートは20時50分頃に終了。曲数としてはかなりあって時間としても普通のライブに近いボリュームだった。 「心を開いて」辺りからは立って手拍子する方も結構いて映像のみながら盛り上がってる感もあったし。で、最後のメッセージとしては2011と書かれた下に手書きで来年も騒ごうねとのこと。


終わった後もグッズ売り場は大盛況。普段のライブと並ぶほどの盛況振りで記念の思い出に家でも聴こうと思う人が多いんだろうなとか。いつも行くライブよりもライトファンが多いってのもあるんだろうけど。
それなりに早くに終わったので下に降りたら裏口から出てみて夜景を。テラスには出なかったのだがコンコースの窓からも夜景が見えて観覧車のライトアップなどに趣がある。それに人っ子一人いない静けさがまたイイw。ハーバーの夜景を見るのとか丁度4年前のモザイクの亜衣しゃんのライブ以来かも。スペースシアターの時も日が暮れてうざいのが湧いてくる前に早々に引き揚げたし。(ブ)
帰りはスペースシアターのところから地下街で高速神戸駅まで行っていつも通り神戸高速から阪急で帰宅。


このフイルムコンサートの感想としてはとにかく行って良かったなってのが。最初は映像のみだし正直そんなに行く価値はないかなと思っていたのだが、実際に行ってみて大きなスクリーンでの映像で観てみるととても良かった。ライブの醍醐味は同じ目的を持った観客が集って気持ちを一つにするのも一つだからな。期待していない時ほど思い出に残る事例の1つかも。場所の関係などもあるが。
にしてもハーバーの夜景やっぱロマンチックだわw。こういうので空想膨らませてたのも遠い昔のような感じが。(苦プ)。結局実現することはなく・・・。まぁ、一人で勝手にロマンチックさを求めててもどうようもないってようなもんだわな。ドラゴンボールの曲に「ロマンチックあげるよ ホントの勇気見せてくれたら」ってのあるけど、僕にはホントの勇気なかったってことか・・・。(´Д`)もう心身ともにそんな気分にもならんし手遅れだし結局スランプから抜け出せないままか・・・。後先の不安もなくロマンチックに憧れていたあの頃に戻りてぇ。