野茂が現役引退(スポニチ)
日本人選手の大リーグ進出への実質的な先駆けとなり、日米通算201勝を挙げた野茂英雄投手が現役引退の決意を固めた。今年の4月に米のロイヤルズを自由契約になった後も獲得に乗り出す球団はなく、やりたい意思はあるものの、魅せるパフォーマンスに自信を失くし引退を決意。
野茂は今季、キャンプにマイナー契約の招待選手として参加し、開幕直後に3年振りのメジャー昇格を果たした。しかし、好結果を残せず4月20日戦力外通告。野茂は90年にドラフト1位指名で近鉄に入り、ルーキーイヤーに最優秀選手などを獲得。独特の投球ホームを"トルネード投法"と名付けられた。
95年には64,5年の当時ジャイアンツだった村上雅則以来の2人目の大リーガーとなった。直球とフォークの緩急の差を武器にオールスターに先発するなど初年度から活躍し、ストライキの影響で関心が失われていた大リーグの人気回復に貢献。熱狂的なファンも生まれ、新人王の獲得や、両リーグでのノーヒットノーランの快挙を達成するなど偉業を残した。
まぁ、投手だし年齢的にもかなり厳しくなってきてるからやむを得ないけど、いよいよ引退してしまうのか・・・。確かに大リーグは日本の野球界以上に成績からの評価が厳しいから結果を残せなかったら契約してもらえないし、すぐに解雇されるから大変だ。
野茂は何よりもイチローや松井を初め、今ではある程度の大物になれば当り前のようになっている大リーグ進出のきっかけを作ったんだし。最終的には地味になってしまったけど、本当に日本の野球を大リーグに知らしめた素晴らしい選手だと思う。悔いの残るまま引退になってしまったのは残念だけどお疲れ様を言いたい。
