漆黒の追跡者


※上映期間中はネタばれの形になるので万一これから観に行く予定の人はこの記事は見ないように。


今年も梅田のHEPに入っているTOHOシネマズに、一昨日の14時半開演分に昨年と同じ友達と行ってきますた。
14時過ぎに大阪駅で待ち合わせをして引き換え済みの前売り券で開演10分前に入場。平日の日中時間帯でしたが、さすがに上映開始1週目と言うこともあったのか結構混雑。
まぁ、最初は5月に入ってからでも良いと思ってたけど、お互い都合がどう転ぶか分からない部分もあって遅くなって見そびれてしまっては元も子もないので行けることが分かってる日にということで、最初に都合が合った一昨日に。


14時半に照明が落ちて、まずは恒例の劇場内の注意事項アナウンスや、他の映画の宣伝、コマーシャルの放映などで10分間程。
宣伝系が終わるとロゴが浮かび上がって開始の合図。序章の部分から探偵事務所でコナンが物探しをしている時にジンとウォッカが事務所内に潜んでいて、正体がバレており、様子を見に来た蘭ねぇちゃんを撃とうとする夢のストーリーからスタート。


そこで目が覚めてここからが本章となる訳ですが、この後は毎回劇場版では行われているストーリーとキャラの紹介。
そして本章はある有料道路で自動車のブレーキが効かなくなり、料金所に激突する事故からスタート。誰かに仕組まれた事件であり、他に群馬・埼玉・神奈川・静岡・長野の東京近隣県でも事件が相次ぎ、それぞれの県警と警視庁が協力して事件を扱うことに。


捜査会議では各県から横溝兄弟、山村など今までに登場した刑事が集合。その中でも群馬のへっぽこ山村は警部に昇進したとか。更には埼玉からは初登場の要注目、女性刑事が登場。最初はこの人が鍵を握っていると匂わされた。
捜査会議の後、山村がカラスの歌を歌っていることに気付いたコナンはポルシェを発見。警察内に黒の仲間が入り込んでいると警戒する。


警察は容疑者を断定して、ショッピングセンターで容疑者が来るのを待ち伏せ。確保しようとしたところを、ドジ山村がつまづいて警察手帳を投げだしてしまい、容疑者は人質を取って逃げる。途中でコナンが容疑者を攻撃し、確保されたが容疑者の恋人に目暮警部が刺される。
その後、この容疑者は特に関係はなく、逆に人質に取られていた女性はベルモットの変装だった。コナンはこれを見破りベルモットを問い詰める。そこで新しい組織の仲間、アイリッシュの名を耳にする。


まずは事件の解決だが、被害者がつぶやいた「七夕きょう」の意味を京都関連だと気付き、平次からホテルで火事があったことを知る。この火事で逃げる時にエレベーターの定員から一人が取り残されてしまい、その亡くなった一人の親族が他の客を恨んで犯した事件だと断定。その後、コナンは関係者や親族に聞き込みを行う。
事件で現場に置かれていた暗号はエレベーターの乗り位置を表していると見えたが、実際は亡くなった人の好きだった北斗七星の形を地図上に見立てて行われていた。その最後の事件が起こる場所は芝公園と断定。コナンはそこに向かう。


一方、少年探偵団は最初に虫取りに来ていた時に、カブトムシの背中にV字型のテープが貼られていたことに着目。博士の下らないクイズが助言になり、それがヘルプを表していると思った探偵団の小学生3人は見つけた森に出掛けて行く。森の中で異様な小さな小屋を発見し、探しにきた博士と灰原が高木刑事と佐藤刑事に報告。松本監理官が閉じ込められているのを見つける。


目的地に到着したコナンは園子に東都タワーに入って行く姿を見られる。他方、警察陣も手掛かりに気付きタワーへ向かう。
先に着いたコナンは展望台で最期に自殺しようとしている犯人を口説く。その犯人はホテルの火事で亡くなった女性の恋人だったようだが、実は殺人犯ではなく、一連の事件をでっちあげたのは兄であった。この間に東都タワーに到着した警察陣は何故か全員倒されてしまう。展望台では殺人犯の兄が暴れるが、ここに松本監理官が助けに来る。ところがこの時点では分からなかったが、この監理官は偽物で、こいつこそが今回の主役?アイリッシュだった。


ここからがいよいよ見所のバトリング。殺人犯をあっさり片付けたアイリッシュはコナンの正体を知っていることを明かし、コナンが作った工作の作品から破片がもぎ取られていたり、以前に新一の体に戻った時の事件で使用された騎士のかぶりものがメチャクチャに壊されていたことはこいつの仕業だった。アイリッシュは完全に招待を見破っていたが、ジンとウォッカは工藤新一の生否には興味が薄いらしく報告されていなかった。


そしてバトルへ。途中で蘭ねぇちゃんが助けに来るがあっさりやられてしまう。傷を負ったコナンは逃げ回ることになったが、そのうちにジンたちがヘリコプターでタワー付近へ到着。アイリッシュは組織の手によってバラされてしまった。しかし、アイリッシュを抱える何者かの存在を確認したジンたちは攻撃を続行。攻撃をよけて回る戦いが続いたが、最後にはコナンがベルトのようなものをロープ代わりに飛び降り、それが上へ引き上がるとジンたちのヘリに直撃。ヘリはエンジンが発煙して墜落しこの戦いは終わった。しかし、組織はヘリからしっかり消え去っていて、また真相は分からぬまま終わってしまった。
最後に蘭ねぇちゃんや刑事たちが無事救出されて終了。


まぁ、今回の作品では最初の方は普通の事件が中心で後半がバトルの展開だったから、今までの劇場版とはちょっと進み方が違ったかな。いつもは事件と何かの戦いが一体になっている部分が見受けられるが、今回は黒の組織が相手だったこともあろうが、2つの違う話が進行していたような感じ。
感想としては正体がバレれば話は終わってしまうし、どうやって持って行くんだろうと思っていたけど、ジンたち最終の耳には入らずに封じる形式になっていてなるほどなと思った。
DAIGOの声優に関してはあまり声の聞き分けができないのもあるけど、全然気付かなかったが犯人と思われていた亡くなった女性の恋人役だったのか。てっきりアイリッシュをやるのかと。(笑)