裁判員制度


これまでに何度この5月21日という日のことを言われたかって感じだが、いよいよ泣いても笑っても裁判員制度が今日から開始。まぁ、初年度は何とかかんとか自分も周りも選出は免れられたけど、毎年延々と改選が行われるとなるといつかは必ず回ってくる訳で。一年一年をそういう不安な気持ちで過ごさなければならないのはそれだけでも苦痛。


そもそもこの裁判員制度というものは、高速道路1000円や定額給付金と同じように今のふざけた政治の象徴的な指針。麻生が全て悪いとまでは言わないけど、経済学部生なのに経済のことが嫌いな僕でもどれも世の中の動きに矛盾したおかしな政策だと分かるぐらい。
裁判員が足りなくなっている事実は確かにあるんだろうけど、それとしても収入面や安定性などを保障して裁判員になることを勧めるなどの方法なら分かるけど、全く無知な人までをしかも強制的にさせるのはどうなんだと。


裁判員制度で気がかりなのは、自分が選出された時は勿論だけど、自分が被告側になってしまった時。それもいけないけど、貧しくてちょっと万引きしてしまったって言うのが凄く重い刑になってしまったり、最悪の場合冤罪に問われて間違って裁かれることを考えると何もできなく外にも行けなくなってしまうし・・・。逆に選出されて自分が裁く側にある場合では、重い判決を間違ってしまったら取り返しがつかなくなる可能性も。
まぁ、実際のところ始ってしまった以上は平穏無事に身の回りでは何も起こらないことを願うしかないか・・・。