昔の新聞


中之島の図書館で時間潰しをしていて書架の部屋に朝日新聞毎日新聞など一般的な新聞の歴代の記事を辞書のような形で製本したものがあることを発見。まぁ、昔の新聞なんて今更読むことはないし役にも立たないけど、たまに観光地の寂れたゲームセンターみたいなところで自分が生まれた日の新聞記事を出せるとかの古めかしい機械を見かけたことがあって少しだけ興味を持ったことがあったけど、これを見れば100円払わずにそれが見れるというようなもので。まぁ、それは国立ならではの恩恵だろうし、そんなにところどころにはないだろうけど。市立でも1年分ぐらいは残してるところもあるけど、昭和の時代から何十年分あるのはないから貴重だと思う。


まぁ、記事に関しては保存版になってるとは言っても朝刊・夕刊共に一面からテレビ欄まで全てそのまま載ってるけど、昔のニュースで思い出すのは阪神大震災地下鉄サリン事件など。報道にもオリンピックなどいいニュースもあるけど新聞のニュースで思い浮かべるものはどうしても事件ものと言う印象が。
実際に目を通していても10年前とかの記事は忘れてるけど、これにはこういう経緯があったのかとか色々知ることがある。ミステリードラマで遺族が事件の真実を求めて調べ回ってるシーンを見かけたりするけど、これって何故起こったんだろうみたいな過去のことを知れるのはいいなと思う。


でもある意味昔の記事で一番興味をそそられるのは今から見た懐かしさ。特にテレビやラジオについては毎年のように番組改編が行われるから変化が目まぐるしいけど、その分テレビ欄を見るとこの年にはこんな番組をやっていたんだなって思うし。さすがに文字だけだから思い出すまではならないけど、90年代のテレビ欄にドラゴンボールZが書いてあったりするとおぉ〜みたいな気分に。
まぁ、テレビ欄が一番変化が大きいけど、その新聞を昔から読んでいれば四コマ漫画の変遷などもあるし。個人的には野球欄についてもチーム名がまだ大洋や南海があったり、球場も川崎や西宮などがあると昔だなぁみたいな感じが。オーダーの選手も当然今とは違うし。驚いたのはたまたま見たのが藤井寺球場近鉄-西武戦に30000人以上の動員数があったことかな。(笑)


書物は新しくできないからどんどん古くなっていくだけだし、新聞は今では時代遅れの報道手段の部分はあるけど、形が残る書物だからこその良さがあるんだなと思った。