北原愛子ベスト part5


北原さんベストのレビュー5回目。今回はDISC2の2回目で、M-9からの4曲のレビューをさせてもらおうかと。まぁ、後半は音源を持ってない曲が多いから自分にとっては特にこのベストの価値観が大きい部分でも。


まずは「向日葵のように」から。この曲は初期の曲ってこともあって初々しさが声の表情から伝わってくる感じがする。タイトルには向日葵のように強い心を持ちたい意志が込められて、歌詞もその決意が伝わってくる言葉で綴られてるけど、歌い方がその強い意志にあいまってるところから一貫性が感じ取れるのがこの曲の良さを引き立ててるかなと思う。PVでも一生懸命な表情に感じたし。声質なども慣れて安定している今とは大分違うけど、歌が上手く聞こえる訳ではなくても共感できるところがあるかと。逆に言えばそれだけ安定感を感じさせるようになったってことだけど。


続いて「Sea」。この曲は3rdアルバムのタイトルになっていて、アルバムには最後に収録されていた曲か。まぁ、タイトル曲でラストってのは珍しいけど、あくまでタイトル曲って捉え方ではゆったりし過ぎて地味な印象を受けるけど、アルバムの締めを飾る曲と言う意味ではぴったりだと思う。曲調もゆったりでサビでも優しい歌い方だから肩の力を抜ける脱力系の曲になっているところが特徴だと思うし好き。タイトルがSeaってことで海は海でも荒波の海ではなく、穏やかに満ち引きする海辺の砂浜にいる姿を想像する。ホッと落ち着いた気持ちになれる好感度大の曲。


次は「もう一度 君に恋してる」。この曲もタイトルの"もう"シリーズの一角をなす曲。失礼ではありますがもう一度恋するとか、もう一度愛してくれますかと若干似通ったところがあるため一瞬ごっちゃになってしまう部分が。まぁ、その"もう"シリーズ三部作の中では最初にリリースされたためこの曲はタイトルなども他の2曲よりはシンプルになってるけど。
まぁ、曲についてはやはり北原さんらしいラテンの味が出ている曲かなと思う。リズム感的にも独特な感じがあって北原さんの歌い方にぴったりな仕上がりになってるように思う。そこそこお気に入りの曲。


今回の最後は「冬うらら」。この曲は冬の曲ながらまた北原さんらしい仕上がりになってるけど、当時はまだmusic272で色々番組を見ていたこともあってPVを何度も見て印象的だった。まぁ、PVでは雪の降りしきる寂しげな場所にポツンとあるロッジのような場所が設定されていて、寒い周りの光景の中にある暖かい部屋の中のシチュエーションが寒い"冬"を際立たせているかと。
曲の方では歌詞は切なげながらアップテンポで元気のある曲かと。ライブではサビで手を合わせて振ったり一体感に慣れる曲の一つでもある。まぁ、これだけホットな曲ならあのPVの雪の中でも寒くないかも。(ぇ)


次回はDISC2の最後の4曲、M14〜M17までのレビューをする予定。ベストに新曲が入るってのはやっぱりいいな。これはボリュームも満載だし。