中国のスチュワーデスは


この前、テレビで中国の国営航空会社のスチュワーデス、今はキャビンアテンダントとか言うのかなの採用試験の密着取材のようなものをする番組が放送されていて、一応は僕も就職先を探している身と言うことで成行きに少し注目。まぁ、日本では今や一般の家庭でも連休などには普通に海外旅行に行ったり、国内の移動に飛行機を利用するのも不思議ではないような環境になってるけど、昔の高度成長期の頃には飛行機に乗るのはかなり贅沢で海外に行けるのもハワイだ何だ行く有名人や裕福な資産家くらいしかいなかったらしいし。その意味では今で例えるとテレビ局のアナウンサーが有名人と仕事できるのと同じように、昔はスチュワーデスも有名人と関われる機会の多い仕事として就職先として憧れの対象だったのか。まぁ、今の中国が日本の高度経済成長の頃のようなものらしいしそうなのか。


内容を見ると試験を受けに数多くの学生が集まってくるが都市部から来るのに1日以上かかる郊外まで出身は様々。特に中国では人口が多くて、裕福な層と貧乏な層の差が非常に大きいから学力などの面でも有利不利が大きそうな感じが。そういった身分の違う学生が同じ会社の試験を受けると郊外から遥々来る人が報われないことになるし。最終的にはその試験では最後の評価で都市部の裕福なお嬢様は落選し、密着取材を行っていた郊外の学生が採用されていて意欲を買われたところでは正式な審査が行われているような感じではあるか。だけど最終選考の様子はテレビで放映されるとか何とかで、しかも何人かづつ呼ばれてその場で採用か不採用が決められるとか。しかも落とされても笑顔で去る姿が。これはある意味公開処刑だろ。まぁ、ドラフトやオーディションみたいなもんもそうだろうが、国営とは言っても一般の会社がそれはどうなんかな。田舎の方で近所の住民が皆知ってるとかだと何々家の誰さんが落ちたとか噂されたりして村に帰れんくなるかもしれんしな。


それにしてもこういうのを見ると我々はまだまだマシかなと思うところも。なかなか就職決まらないし運の悪い年の巡り合わせになってしまったけど、中国では就職浪人が何百万人もの規模もいて一つの試験に合格しなければ後はもうないことも少なくないようだし。まぁ、大学を過剰に造り過ぎたのが原因らしいけど。でも一度に懸けて一生懸命取り組むから成果も出るのかも。卒業するまでには決まらないととは思っても危機感が足りないのかな。まぁ、中国での就職難は日本どころではないとのことだけど、何処の国でも資本主義では同じだから海外に逃亡しようとしても無駄かw。(しようとはしてないけど)まぁ、だからと言って共産主義ってのも恐ろしいけどな。