新潟観光2日目


それでは新潟観光2日目の16日の行程を。
この日は当初から予定していたように新潟駅を起点として万代バスが運営する観光循環パスを利用しての観光に。但し帰りの特急の時間が15時20分発で、それに乗り遅れるとその日中には帰れず途中で足止めを食らうことになるので余裕を持って駅に戻らなければならない。その点でも回りたいスポットを前日寝る前に絞って当日へ。
また、この循環バスの営業時間は9時からのため、始発に乗れるように7時に起床。心配だったけど、目覚まし時計があったのは助かったわ。さすがビジネスホテルw。


着替えなど支度を済ませたら1階のロビーで朝食。何と言っても4000円で朝食付ってのが魅力なのですが、ご飯・味噌汁・新香・のり・卵焼き・ひじき煮とコーヒーがセルフサービス。外から見える狭いロビーの片隅にカウンターだけで、新潟ながら米がまずいってのはあるにしてもボリュームもあってかなりお得。その関係か若いビジネスマンらしき人が多かった。まぁ、7時から9時までらしいが。
朝食後は部屋戻ってチェックアウトの準備。忘れ物したら大変だから3回くらいチェックしてたらいい時間になった。(ブ)でもその面ではシングルルームは便利だな。


8時半頃にチェックアウトして、駅前の万代シティバス乗り場で循環バスの1日券を購入。トランクは預けると焦る場合に忘れる懸念があるし、それ程荷物はなかったので持ち歩くことに。ちなみにここの一日券は貴志川線などと同じように乗車日をスクラッチ式に削るタイプ。
乗り場で待ってると9時発のバスが到着。基本は路線バスになっているため学生などの姿も。
この循環バスは新潟出身作家の漫画である水島新司作の"ドカベン"と高橋留美子作の"犬夜叉"を車体に描いたバスが、山手線や名城線の左回り・右回りのような感じに駅前を0分に出発する白山公園先回りの1時間おきと、30分に出発する朱鷺メッセ先回りの1時間おきで構成されるもの。つまり1周に1時間かかる同じ方向のバスは1時間後に同じ場所に来る形。


まず乗ったのは0分発の白山公園先回りタイプの"ドカベン号"。時計回りに回るこちらが始発のためこっち中心に回ることに。
最初に行くことにしたのは最優先にしていた水族館の"マリンピア日本海"。時間の都合で行きたい場所の順序を付けていたけど、ここは一日券での割引が300円だし、元々動物が好きなところからもここが一番かなと。癒されるしね。
ここの感想としては魚よりもカニとかクラゲとかが多かった気がするかな。まぁ、水族館の意味合いから言って魚でなくてもいい訳ですが。期間限定で毒を持つ水の生き物のコーナーというのもあって、ウナギや穴子の血には毒が含まれてるから生では食べられないとか初めて知ることも。蒲焼が合うからかぐらいで生で食べられないとか考えたこともなかった。サーモンじゃない種の普通の鮭が寄生虫の関係で火を通すってのは聞いたことあるけどな。
また、遠足の幼児らしき団体が来ていて賑やかにやってはりますた。イルカのショーとかは時間がかかるしパスに。それでもエリアはほとんど見て回った。


マリンピアが終わったら1時間40分後の逆回り"犬夜叉号"に合わせて乗車。停留所を1つ戻って"日本海タワー"へ。ここは近畿での琵琶湖のような役割で新潟市内に水を供給する施設。その展望台部には入場が可能。ここでの割引は100円。
庭のところから建物内に入って受付で券を買ったらエレベーターで途中まで。そこからは階段で展望台まで上がることに。この階段の壁には越後地区の昔の方言や、読み方の難しい地名の紹介が飾られていてそれなりに楽しめる。途中の踊り場には昔使われたらしい道具の展示などもありますた。
で、一番上の展望台は構造は須磨浦の回転展望台とそっくり。そのフロア全体が喫茶室になっていて、テーブルの置かれたスペースだけが1周約25分で回転するというもの。勿論注文はしなくてもいいのですが。ただ入場料が高い分景色はとてもいい。前日と打って変わってこの日は快晴だったし気持ちいい。ここは日本海に近いため海の景色が中心で、空港や駅の方向に遠く市街地が見えたりする感じ。レインボータワーや、高層ビルの"NEXT21"はシンボル的に見える。
ここは特に自然が多い静かな場所に位置してることも良かった。マスターらしき人も地震で家が潰れて大変だけど仕事で癒されてるみたいなこと言ってたし。


循環バスはこの日本海タワーの辺りですれ違うため、ここに1時間程いてまた"ドカベン号"へ乗車。もう正午頃だったが、1回乗車で200円だからこのまま戻っても元は取れている。まだそこそこ時間はあったので最後にもう一つ、駅近くまで30分程乗って朱鷺メッセへ。ここは東京ならビッグサイト、大阪ならグランキューブのように会議向けの用のなさそうな施設なのですが興味があったため。
ここでもまずは展望台。展望台好きな奴でつ。まぁ、見下すとかでなく、高い場所から遠くを見ると気分が狭くなってる時には新鮮なんだよな。ここから見える景色はまた違っていて港の方が中心で、信濃川日本海に流れ込んでるところが見えた。また、企画として現在放映中の越後舞台の大河ドラマ"天地人"のポスターなどがありますた。見てないけど与六役の子供店長の子はお気に入りかな。
そのうち催しがあるようで騒々しくなったのでここは後に。その後周辺にある"ときめき万代島"と言うラーメン店などを見て回る。ただバスの時間の関係で昼食は駅に戻ってからに。それにラーメンと言っても有名でなくても和歌山や尾道のように決まっていれば分かりやすいけど、あまりに種類が多すぎて何が一番名物か分からんし・・・。後は魚市場もあって、新鮮な魚が並んでおり、味噌汁を振舞ってた。


1時間後に"ドカベン号"で駅へ。ほぼ1周回ってたので駅はすぐそこで、14時頃に到着。
駅に着いた後はまず前日に見当をつけていたお土産を購入。やはり笹団子が有名か。お土産買ったらこれも前日に確認しておいた寿司屋で昼食に。寿司は折角だから食べたいけど無理かなと思ってたけど、ランチサービスセットがあったから良かった。回転寿司でも1個300円以上はするから贅沢するにしてもなかなか手が出るもんじゃないからな・・・。味噌汁には小さな海老の頭が入っていて、魚市場でもそうだったしこの地域では定番の具のよう。
昼食後は夕食用に駅弁を購入。新潟はもうそうそう来ないだろうから食の面でも贅沢に満喫。新津のもあったけど、新潟駅の"幸せの絵手紙弁当"ってのが何か名前に魅かれて購入。まさか実際の絵手紙が入ってるとは思わなかったけど。(笑)


そうこうしてたらいい時間になってホームへ。15時20分発の"北越8号"に乗車。今度の車両は東日本仕様の485系3000番代。
新潟を出発しいよいよ帰路につきます。信越線、北陸線を通って戻って行く訳ですが、前日に特急券を買う際に乗り継ぐのが金沢始発の雷鳥になり、金沢では40分程度の中途半端な待ち時間になることに。時刻表を見ると富山で一旦降りて後からの各停で金沢まで行ってもその雷鳥に間に合うし、その方が特急券が安いためその方法で購入していた。各停の旅もしてみたかったし。しかし実際にやってみると雷鳥で座れなかったら駅弁食べれないかもとか、3分の乗り換えだからホームを迷うとまずいかもとか不安な部分もあったが問題はなく。富山に着いたのが18時15分頃で都市部よりはマシだけどラッシュ時間に。
一応ダイヤ上では昨年分で調べたのより北越の新潟出発自体が15分程度早くて富山・金沢到着も順に前倒し。最終的に雷鳥までのロス時間が長くなるが、各停は始発の富山を北越に続くはくたか号が出てからを出発するのを、はくたか号より先に出て途中の越中大門で退避待ちへの変更のため大きな変わりはなし。まぁ、車両は寝台車を改造した食パン型の419系が来るかと思ったけど、ラッシュ時のため国鉄タイプの475系で残念。


まぁ、途中に各停を入れると寝れないとか、高岡で氷見線乗り継ぎの案内がなくて案内しない車掌なのかと思う部分もあったがそういうちょっとしたハプニングも鉄道旅の面白いところ。
まぁ、金沢で乗り継ぎの"雷鳥48号"は発車直前の乗り継ぎでも席に余裕があったのでホッと。ここまで来ると後は終点まで乗るだけってこともあるしな。それにしても雷鳥では北陸トンネル越えた辺りで電源切り替えとかで車内が真っ暗になったのが何かワロタ。北越でも往復とも糸魚川付近で切り替えはあったけどまだ明るかったのが、夜に営業車両が真っ暗って言うのが何か変な光景。サンダーバードはしないのは車両が新しいからかな。鳩原ループではループしてる感覚を味わいつつ22時33分に大阪駅到着。初めての泊まりがけの一人旅も無事終了。


まぁ、この日の感想としてはちょっと体への負担を考えず目一杯に観光したりちょっと無茶をした部分はあるが一人旅だからこそのことができて良かった。循環バスでは景色を見れる場所を優先しか感じかな。他にも神社とかも迷ったし、新津記念館などは有名で、博物館なども多かったけど精神年齢が幼いから芸術にはあまり関心がないし、あまり時間を掛けらないからパスに。でも新津記念館は新津市のこととばかり思ってたけどな。(苦笑)
余談だが、新潟からは白新線から羽越線経由の"いなほ"が1日1往復だけ青森まで行く便があって、新潟を15時代に出るこの"いなほ7号"に乗れば在来特急だけで青森まで行けることになるようで。まぁ、と言っても朝7時台に出て着いたら夜も22時とか虚しくなるけどな。(ブ)


これで書きたい分は全部書いたので、GCのイベントなどに行けたらぼちぼち書くとしてとりあえず資格の勉強に集中しようかと。