広島観光2日目


かなり間隔が空いてしまったけれど、広島観光2日目の17日の行程の方を。
この日はまず7時過ぎに起床。身支度を済ませて朝食券でロビーにあるレストランで朝食を。和食と洋食を選べる形式で和食を選択。サンプルと比べると見劣りはするが、ご飯・味噌汁・漬物・焼き鮭・冷奴・海苔・生卵と付いていて値の割に結構豪華だった。別値段では550円で明細を確認すると部屋代は2000円程度の模様。
朝食を済ませたら荷物をまとめてロビーで預かってくれるようだったので着替えなどを入れたトランクの方は預かってもらって出発。まずはコンビニにガイドがあったのでそれでプランの最終確認を。


胡町電停に着くと2系統宮島口行きの路面電車に乗車。そして車内で今度は路面電車宮島フェリーがセットになった一日券を購入。一日券には3種類が用意されてるようで、初日に利用した路面電車のみ600円、2日目の路面電車とフェリーのセット1400円、そしてそれに宮島の名所である弥山に登るためのロープウェイが追加の2000円とある。しかし、3つめの分は二日券となっていて、初日はGCのライブに参加するため宮島まで足を延ばせないし、この2日目もたっぷり時間を取れる訳ではないから弥山はパスする方向にしていたため。そのため1日目と2日目でバラバラの切符を購入。まぁ、記念としては丁度良いんだけどね。


ちなみに宮島口へは山陽本線でも行けるため18をそのまま使えば得ではあったが、ホテルから広島駅に戻るのに歩くにはそれなりに距離があり、宮島口駅から宮島まではフェリーに乗ることになるのだが、そちらは18を使えない可能性が高いこともあるため、路面電車とフェリーがセットになったこちらを利用する方がかえって便利だと判断したため。それにもう多分ないとは思うけど山陽本線ならまた乗る可能性があるし。と言ってもほとんど並走してたけど^^;。
それで前日のうちに確認しておいたのだが、路面電車で切符を購入したい場合はターミナル駅以外では車掌が乗車している連接車に限り車内で購入できるとのこと。運用上は広島駅前-広島港・宇品間の1系統と、この広島駅前-宮島口間の2系統が新型車が中心の3両ぐらい繋いだ連接車、残りの3〜9系統は1両のみの単車で運行されているようで。そのため車内で一日券を購入。


路面電車の運賃は白島線の乗り切り100円以外は市内は一律で150円。だが、宮島線西広島駅前電停-宮島口電停車間は通常の区間制に。その関係もあって西広島駅前までは路面での運行になるがそこから先は軌道上を走行。富山ライトレールでもそうだったけど軌道に入ると一気にスピードが上がるのが気持ちいい。
宮島口電停までは所要約1時間の乗り応え。JRの場合は25分ぐらいらしいが、やはり広電だと電停の数が多いしスピードにも限界があるし。終点から終点だと39の停留所があるようだから大分の数だわな。


宮島口へ着いたのはかれこれ10時過ぎ。フェリーには広電グループが運行している松大汽船フェリーとJR西日本が運行しているフェリーの2つが隣り合わせで競合している。僕は広電とセットになった券を購入していたため松大汽船に乗船。通常は15〜20分に一本の頻度で運行されている模様。ちなみにフェリーでは屋外の展望室から風景を見ることもできた。
宮島桟橋に着いたらまずは何と言っても有名な厳島神社へ。すると途中の道で写真の朝に採れたカキを焼いている屋台があって興味をそそられてしまったので食す。2個400円と高めだったが新鮮なのはなかなか食べれないし、この日の昼食は広島ラーメンの予定にしてたけど特別珍しそうなものでもなかったからこれを代わりにしておくかなと。レモンをかけて食べると絶品だった。


厳島神社では平日ながら団体のバス旅行らしい集団がうようよと訪問されてはった。一通り見て回ったが海の上に立っている鳥居は満潮に近い時刻であったため近くまでは行けなかった。
厳島神社を参拝した後はその他は特別有名なところはなかったため周辺を散策することに。中には入れないが五重塔、通称は千畳閣と呼ばれている豊国神社、弥山へのロープウェイが発着するもみじ谷公園付近に行き、道中には町家通りや表参道商店街などで風情や文化を感じることもできた。また宮島には様々な味のもみじ饅頭が売っていたため土産もここで購入。しかし、卒業旅行とかで経費面がきついため今回はばら売りのものがあったので親しい友達に1個単位であげることに。ただ、詰め合わせには梨・レーズン・抹茶等の気になる味もあったけど、ばら売りでは苺・レモン・柚子・チーズ・梅・栗・唐辛子・食用炭辺りで購入。食用炭はガイドに載っているその店の名物ものだったらしいが、色々な店を梯子するのも大変だし一店でまとめて購入。


13時頃には宮島を引き払ってフェリーで宮島口へ戻る。また路面電車に乗車して広島市内方面へ。まだ時間は若干余裕があったがギリギリになってから慌てるのは困るためとりあえずまた胡町電停からホテルに戻って荷物の引き取り。元からボケっとした性格で小学生の頃は中身入れずにランドセルを持って帰ったこともあるから自分の行動に自身がない部分もあったし^^;。
この時点での時間は15時頃で帰りの電車の時間までは約2時間ちょい。昼食は焼きガキにすることにしたので最後の観光の目的地の方へ。今度は八丁堀電停から9系統の白島行きで縮景園前電停へ。この縮景園広島城に近い場所だったが前日は広島城を出た時には閉園時間になっていたため諦め。中身は名古屋などにもあった市内中心部にある日本庭園のような場所だったがここでは初めて学割が適用された。ただ、花の時期の問合いだったようであまり花が咲いてなかったのは残念だったが。


16時頃には縮景園も出て八丁堀電停で広島駅前行きに乗り換えて広島駅には16時半頃に到着。駅に着いた後は夕食用に何か弁当買おうかと思ってたけど帰りは丁度ラッシュ時間にぶつかることもあって座れない可能性もあるからとりあえず穴子のおにぎりだけ買って後は改めて家の近くに着いてから食べることに。カキ以外に穴子も名物らしいけど穴子飯は軽く食べるにはちょっと高いから代わりにおにぎりを。駅ビルにはスーパーなども入っていて一応は瀬戸内の中心都市だけあって駅前はかなり栄えているような感じだった。


買い物を済ませたら18切符で改札入って予定していた17時23分発の糸崎行き快速通勤ライナーに乗車。乗車列はかなり並んでいたがそれ程の混雑と言うことはなかった。ここから終点の糸崎へ18時半頃に到着。糸崎では岡山行きに接続していたが、これは見送って次の18時53分発の姫路行きに乗り換え。こちらでも岡山周辺以外は大して混んでいなかったため思っていたよりも座れた。やっぱり三原から姫路まで直通で行ってくれるのが有難いな。終点の姫路には21時54分に着いて、21時57分発の野洲行き新快速に再び乗り換え。そして22時58分に大阪駅に到着。帰りは途中で寝たりもしつつの帰路。


この広島遠征を振り返っての感想はやっぱり鉄道旅行はワクワクする感じで楽しいなと言うのが。青春18切符の利用では1月に用事で岡山に行ってその便利さは知っていたけど、やっぱりこういう旅は鉄道好きにしか分からない味わいだし、だからこそ新幹線で行くのではなく時間をかけて行くことに楽しみを感じられることにも。本当はもっと遠くまでゆっくりとロマンを味わいに行きたいなと思うけどなかなか時間的にも余裕がないし。でもそうは行っても学生の間には遠征を初めとした色々な旅を満喫できた感じがする。ライブが行われる場所は都市圏が中心になるけど、新潟にしろ広島にしろ行きたいなと思ってたところに都合良く決まったから行くことにして満足な旅になったし。


18切符を利用するとダイヤの乱れがあった場合に大変なことになるリスクがあるため、今回も帰りに海田地で4,5分遅れが出た時には冷っとしたけど問題なく乗り継ぎできて良かった。まぁ、三原から海田地までは呉線で迂回できることを初めて知って、広島県に広と言う地名があることも初めて知ったし。
後は名物ものなどは案外あまりないような感じだったけど、広島焼を食べたり、広島の定番観光地である宮島をゆっくり見て回れたり表面的な部分ではあったけど泊まりがけで行ったからこそゆっくり楽しめて良かった。社会人になるとなかなかこんなことはできないけど何か生きている実感みたいのを見つけられればなと思う。