HUMAN LIVE KYOTO 2010@京都駅ビル・室町小路広場


今日は京都駅ビルの室町小路広場で行われた人権を主旨にしたライブイベントにシカプーとトークスペシャルゲストとして川嶋さんがゲストで出演するとのことで観覧へ。この場所と言えば07年頃のエックスマススペシャルとか何とかで麻衣たんが出演したこともあったっけ。何度かライブが行われている場所ではあるが、自分にとってはここでのライブを観るのは初めて。大階段はかなり幅と奥行きがあるため確かにそれなりのキャパはこなせる感じはするかな。
一方、今日から職業訓練が始まってその入校式があるため無理かと諦めていたが、書類関連の手続きが終わったら順次流れ終了となったため間に合うことができた。五十音順で後の方だから微妙だったけど間に合ったのホント良かった。川嶋さんも出演するからとりあえず行こうってことで予め金券で切符を買っておいたのも功を奏したな。


用事が済んだら大阪駅15時15分発の新快速で京都へ。湖西線経由だが京都までなら問題なしに行ける。15時45分頃には京都駅に到着し、正面改札から出てエスカレーターを3つ上がったところが会場に。全体的には15時半スタートなのでプログラムは始まっていたが最初の出演者が歌っていたところ。それなりに時間の余裕はあったが、新快速は15分に1本なのを考えると結構ギリギリで、それでも先月の新風館に続いて間に合って良かった。大学のクラブでアカペラを歌っていたらしいが、プロばかりではなくアマチュアのステージを観るのも刺激になる。
そのアカペラコーナーの後に司会の男女がクイズコーナーを開催。正解だと思う方のうちわを表裏で掲げる式で、正解すると隣の者とハイタッチするらしい。そのコーナーが終わった後にシカプーのステージに。学生主催のイベントにプロのアーティストが呼ばれるってのも何かいい感じがする。


司会からの紹介があり、16時13分頃にシカプーが登場。まずは挨拶をして、いつものアリーナの呼び掛けをして、楽しんで行って下さいと言ってから「ナツメロ」でスタート。
この後のトークでは改めて挨拶をして、花沢さんが暑いですかと客席に煽ると辻もっさんがこのシチュエーションで暑くないわけないだろと突っ込んだりしながらさっきよりも雲が出てきて少しは涼しくなった・・・んじゃないかとか、水分補給をして熱中症などに気を付けてってことや、このライブに呼んでくれて有難うと言う主催者に対する感謝、そしてイベントの趣旨もあって以前ファンから愛の曲を募って作った曲を歌いますと紹介して配信限定曲の「愛と呼べる言葉」を。続けて「キズナ」。


この後に先の曲の曲紹介をして、アルバムリリースが決定したこと、ツアーも決まっていて京都から始まって大阪に戻ってくること、ツアーなどの普段のライブでは山口さんはドラムを熱く叩いているので観てほしいこと、階段の上の方にいる人もあるがそんなに高くにいかず前の方に降りてこればいいのにとのことなどの話。そして、新曲として配信曲がまもなく開始することに触れていち早くその曲をやりたいと思いますと配信限定の新曲「Is This LOVE?」を披露。
その後には今日は有難うございました、またお会いできることを楽しみにしていますとコメントして「Fly 〜風が吹き抜けていく〜」で締めに。最後にもう一度有難うございましたと言って退場していかれますた。16時40分頃にシカプーのステージは終了。


退場後には後程いつのタイミングかは分からないがプレゼント抽選に再登場されるとのことがアナウンスされますた。まぁ、それはともかくとして川嶋さんのコーナーは拝見させてもらうことに。シカプーのステージの後にまたクイズコーナーがあって、それが終わると川嶋さんのコーナー。午前中に問い合わせたところ17時頃の出演と明確に回答してもらえたので行くことを決意したのだが。ちなみにクイズコーナー、司会の女の子がAとBを設問と答えを逆に言ってたところが一度あって気になった。しっかりしなさいよ〜。(なにゅ)
まずは男性の司会の方からラジオの公開収録を行うことと、改めて注意事項や公開録音に関するお願いなどの説明や恒例の拍手の練習などがあり、川嶋さんは16時58分頃に登場。この公開収録では司会の男性とのやりとりになるようで。コメントにもあったけど司会の人のかつ舌がいいのは聞きとりやすい。最初はしっかりしたボランティアの学生かと思ったけど、まさかDJさんだったとはw。


まずは収録モードに突入すると挨拶をして、司会の沢山の方が集まってくれてますの言葉に有難うございますと応じる。公開収録をするラジオ番組には前回07年6月に登場したことがあり、約3年振りの登場になるとのこと。当時は路上ライブ1000回を目指して取り組んでいる中で丁度それを達成したとの報告があった時らしい。そして、活動のモットーについて、一人だけの力では何もできず、制作もだがライブでもその場にいる人だけがスポットライトを浴びるが、裏で多くの人の力によって成り立っているし、今まで応援してくれていることにも感謝しているとのこと。そういう謙虚な姿勢がいいよな。確かにライブやってほしいと簡単に言っても一つ作り上げるための労力の大きさは計り知れないからな。
そして、公式に日記のようなブログのようなとして続けている一言ブログのことについて。どうやって書いているか尋ねられ、基本的にはやっぱりパソコンと向かい合ってよしやるぞと意気込んで考えてるらしい。


そして、司会がその中からいくつか気に入ったのをピックアップしてそれについてのトークを。7月22日付の分では当たり前の有難さについてで、川嶋さんは海外を旅することが多いらしく、特に途上国を旅している時にそのことに気付いたとのこと。我々が当たり前のように家族と過ごし、食べたい時に食べたい物を食べて、暑い時にはエアコンで涼めることも勿論当たり前ではない。そういうのって実際に目で見ないとイメージが湧かないものだし、途上国の現状を知るのも勉強の一つかも。どうしても慣れてしまうと当たり前に感じてしますが、例えば自分の場合だと就職が決まらなくて不幸だとばかり考えてしまうが、そんな中でもこうやってライブに来れてるってのは大分幸せなことだもんな。そう考えるとむしろ贅沢な生活をしている人の方が可哀想なのかも。喜びを感じることが少なくなるからな。


そして、情の薄くなった今の日本の社会から命の重さについて改めて考え直すことが必要だろうとのことも。カンボジアは度合いが酷いので別として、インドでは子供たちの貧困は逆に逞しく見えることもあったとか。絆があるから貧しいことは必ずしも不幸ではない、むしろ隣の人も信用できない日本の方が不幸なのではないかとの意見。確かに昭和半ばの日本も貧しいけれど温かみがあったってよく言われるもんな。それが欧米化してしまったことで・・・。ホントに金って人格を変えてしまう物で、あれば幸せになるとも限らないもんだからな。逆に友達や仲間が少なくなることさえあるし。なくては困るけど、人間関係を変えてしまう厄介な存在だわ。
そして、この後は先日リリースした絵本CDについての話。制作のきっかけについては、様々なことを見て色々なことに目を向ける大切さからとのこと。ライブのコンセプトの人権のイメージについては小学校の道徳の授業のイメージが強いらしい。また、学生の頃は学校が全ての世界みたいに考えてしまいがちで苦しむことも多いが、考えすぎず、一人で抱えないことがいいとアドバイス。相談することが大切だと。


で、収録は終わりの方となって最後に会場やリスナーへのメッセージとして絵本CDの方を是非見てもらいたいですとコメントをし、ラジオでかける曲の曲紹介をして、有難うございましたと挨拶してラジオの公開収録は終了。ちなみにかけられた曲はカケラの英語詞バージョンの「simple treasure」で、ツアーでは唯一大阪公演と神戸公演で変わった曲目っぽい。その点ではツアーで聴けなかったからこういう形で聴けたのは良かった。
そして、収録の後は事前に募集した質問に応えるQ&Aのコーナー。制作は自分の実体験をベースに等身大を描くことを心掛けていて、辛い時の乗り越えた方は先程と同じく考えすぎず、引きずらない、あえて人と関わってコミュニケーションを取るようにしていて、何よりも科学的にも証明されていることとして寝て忘れるの一番だと。
日頃の生活で温かさを感じるのは近所の人や八百屋さんなどでのちょっとした会話をしている時で、学校建設などの活動を始めるきっかけは中学の時にテレビでアフリカの貧困を見たことに由来するとのこと。最初は迷ったが、勇気を出して自主的に行動することが大切だと思ったと頼もしい言葉も。さすがでつな。


んで、これで川嶋さんのコーナーも終わりの時間となり、最後に司会からこれからも世の中への貢献頑張って下さいとエールが送られ、有難うございましと挨拶をして退場。ほぼ定刻通り17時半頃に終了となりますた。
川嶋さんも後からプレゼント抽選か何かがあるような告知があったが、シカプーにしろ川嶋さんにしろそれ程見る価値の高い出演はなさそうだと判断したためここで退散することに。まぁ、同じ場所で観たいアーティストを2組観れるなんて滅多ないからそれだけでも十分だしな。
室町小路広場を後にすると、帰りはそのまま家に向かうのともう昼得切符は使えない時間帯なこともあって烏丸まで2駅分歩いて阪急の18時1分発の快速急行で帰宅。


このライブイベントの感想としてはやっぱり間に合って良かったと言うのが一番にあるが、後はやっぱりシカプーと川嶋さんを同時に観れたことだよな。現在のところ僕にとっての2大お気に入りアーティストの2組だからな。これは嬉しい。ゆい姉が金髪になってしまったからもう頼みの綱は川嶋さんしかいないと思っていたところだったし。まぁ、川嶋さんは今日はちょっと元気がなさそうに見えたのが気になったけど。前日のライブで疲れたのかな。
シカプーの方もいつもの如く爽やかで気持ちいいステージを見せてくれたと思う。やっぱり京都の大学から発したこともあって主催者側からも評判が高そうな感じだったしな。
後は今流行りの緩キャラも2体いて面白かった。歩き方がぎこちないのがまたいい^^。今回はステージだけでなくそういうのも撮影禁止だったのが残念だったけど。屋外の日中でとにかく暑かったけど、学生主催だけあって和気藹々とした雰囲気で楽しいライブイベントだった。

セットリスト(Chicago Poodle出演分)


1.ナツメロ
2.愛と呼べる言葉(配信限定曲)
3.キズナ
4.Is This LOVE?(新曲+配信限定曲)
5.Fly 〜風が吹き抜けていく〜