〜ハタチは踊る、未来へ進む〜 Dance Debut in Doshisha@同志社大学


昨日はシカプーメンバーの母校である同志社大学今出川キャンバスで成人式を趣旨としたセレモニーにシカプーがゲストとして招待されるとのことで、学外の一般からも入場可能とのことでその観覧へ。元々、日本は宗教は入り乱れているため教徒を意識したことはないのだが、考えてもみると同志社はクリスチャンなんだよな。うちの大学はランクが低くて宗教とか何の縁もない学校だったからキャンバス内に礼拝堂が建っている光景などは何か違和感があった。しかし、関々同立と言っても所詮私立ではあるが、自分の通っていた大学があまりにも低かったから足を踏み入れることが何やら躊躇をしてしまう気味が^^;。
しかし、こういうセレモニーを学生自らが企画立案するのは優秀な大学だからこそだろうし、地元の企業の協賛を得るための試みは後々の就職にも役に立ついい機会になるんだろうなと今の自分の視点では思ったり。


プログラムは15時から始まるとのことで12時半過ぎに出発。阪急烏丸から烏丸通り沿いに新風館を遥かに越えて今出川まで歩こうと考えていたため、どの程度かかるか読みづらいので早めに出発したのだが14時15分頃には着いてしまった。しかし、通称西門らしいとこから入って棟が数多く建っているキャンバス内を歩いても一向にそれらしき建物が見つからないと思って構内図を見ると会場である寒梅館は烏丸通りを挟んだ向かいに独立して立地しているとのこと。そして、そちらに移動したのだがエントランスで入場を待っている観客はちらほら程度。思っていたよりもかなり少ない感じが。
そのうちに地下で受付が開始。案内係の女の子が可愛かったのでポーっとしてしまって受付を済ますのを忘れかけていた。(ブ)受付で入場券とプログラムを受け取って14時40分頃の開場と共に入場。


14時50分頃になるとセレモニーに際してのお祈りみたいなものの紹介などがあって、15時から正式なプログラムがスタート。オーストリアで毎年成人式の時に行われている大々的なセレモニーを一つの大学で実現するのがモットーとのことで、メインプログラムではドレスを羽織った女性と紳士風の衣装を身に纏った男性がダンスをするなどミュージカルのようなものを見に来たのかと思うシーンも。協賛企業にもブライダル業界が多かったのだが、ケコーンの言葉から逃げ腰の者としては成人と良縁を繋げることにはちょっと抵抗が・・・。
その他、スクリーンでのドキュメンタリー映像的なものを流すなど制作過程の紹介もあり、学祭と同じように学生が一致団結して協力し合って一つの物事を作り上げる大学生ならではの良さが活かされた内容だったんではないかなと。やっぱりそういう経験は大学時代しかできないことだと思うし、そういう経験をするために大学に通うんだと思うからなぁ。だから就活の早期化とかはその機会を邪魔してる感じがする。


そして、お目当てのシカプーはと言うと16時5分頃からのステージ。プログラムではトーク→ライブの順で書かれていたが、実際には逆の進行具合で行われることに。
司会の紹介で登場するとまずは挨拶をして、成人おめでとう、OBとして応援に駆け付けにきましたとのコメントがあって、辻もっさんの綺麗なホールだなとのひとり言的な話もありつつ、新しいスタートに相応しいデビュー曲を聴いて下さいと「ODYSSEY」を。
この後は母校とのことで大学時代の思い出について少し触れて、ここに来る時に駐車場に車を停めて正門から入ってキャンバス内を通行したら学生時代に戻ったような懐かしい気分になったってことや、思い出深い地下の食堂に行ってみたが案の定日曜なので開いてなかったことなど。そして、花沢さんは経済学部、山口さんは法学部、辻もっさんは商学部卒業であることが紹介。この寒梅館はシカプーメンバーの在学中にはなかった建物らしいが、山口さんは大学院を含めて8年間も在学していたためこの建物は卒業するまでには竣工していたらしいエピソードが。


通常は大学院でも2年だろとの花沢さんからの厳しい突っ込みもありつつ、そこは同志社ラブですとかわしてその話はおいておいて次の曲へ。次の曲も応援歌ですとの紹介があって4thシングルの「Fly 〜風が吹き抜けていく〜
」を。
この後は司会の方とのトークが。まずはメンバーそれぞれが学歴を交えつつの自己紹介。偶然にも辻もっさんと男性の方の司会の方が付属の中学から上がった同じ学歴だったようで辻もっさんは大喜びしてはりますた。ただでも母校だからなのか演奏中から普段以上に狂ってたのにね。(蹴)花沢さんと女性の司会者は経済学部での共通点があったようだが、学力は違えど僕も花沢さんのお仲間だったとは。3人共音楽とは関係のない学部専攻で、それも一般的にポピュラーな学部ってのが親近感があるわな。
そして、セレモニーに参加してのコメントや、スクリーンでのメンバーの過去の写真を暴露するコーナーなど。幼少期の花沢さんと辻もっさん、成人式の日の山口さんと辻もっさんが映し出されたのだが、成人式のお二人は今から比べるとイカツイ表情^^;。プロのミュージシャンになって丸くなられたんでしょうか。最後に昨年桜を背景に撮られた写真も映し出されますた。


そして、メンバーの成人式についての話も触れられ、司会からの式典に出席したかの質問については花沢さんだけが地元の堺に友達で出席する人があまりいないため出席しなかったとの旨を説明。出席した辻もっさんと山口さんはやはり式を通して小中学生時代から会っていない当時のクラスメイトなどと再会できたのが嬉しかったとのこと。主旨からは外れるが、ある意味成人式の醍醐味ってそれだからな^^。
そして、メンバーの卒業年度についても尋ねられ、辻もっさんは02年、花沢さんは03年、大学院にまで進んだ山口さんは07年の卒業とそれぞれバラバラであることが判明。年齢に差があるのかと深められると、花沢さんも実は一浪していたことが白状されますた。(ブ)要するにメンバー全員80年度生まれの99年大学入学組ってことかな。
最後には女性の司会者からコメントが求められ、メンバーそれぞれから新成人に向けて今やるべきことのアドバイスが。3人共同じようなニュアンスで、社会人になると時間に追われて勉強を初めとして何かに没頭する時間がなくなってしまうため、比較的時間に余裕のある学生時代にやりたいことを1つでも見つけてほしいとのこと。社会人1年生の僕も同感でつ。


そして、新成人への頼もしいメッセージでシカプーのコーナーは締めくくられ、16時33分頃にメンバーは退場。何故か花沢さんだけが上手側に退場して行かれたのだが、司会曰く後で合流されるのでご心配なくとのこと。(笑)
この後も讃美歌斉唱や関係者全員の出演などがあり、17時前に全てのプログラムが終了に。約2時間のセレモニーである意味実際の成人式よりも内容の濃い式典だったのではないかと。
フロアを後にするとプログラムに封入されていた簡単なアンケートを記入して提出。コンコースには先程のドレス姿の女性がたむろしていて足元がおぼつかなかった^^;。可愛い案内係の子にアンケートを提出すると協賛企業の小川珈琲のサンプル品を一つ頂いて退散。案内係の子はしっかりした雰囲気でもあって結構タイプだったから数言話しかけられたのは満足^^。
会場を後にするとまた烏丸駅まで30分強かけて歩いて帰宅しますた。


このライブの感想としては曲数自体はセレモニーがメインであったため2曲と少なめではあったが、メンバーの学生時代の思い出話や、昔の写真の紹介コーナーなど普段は見ることのできない一面を垣間見れる貴重な中身が数多くあって満足できる内容だったと思う。どうしてもミュージシャンは特殊な職業であるため雲の上の人的な捉え方があるが、こういう砕けた会話があると自分達と同じように学生生活を送られていたことが分かるし、大学内で結成したシカプーがゆえの庶民派的な部分が良さを出していたかなと思う。
それと、とにかく観覧に行けたこと自体が良かった。このセレモニーへのシカプーの参画は比較的遅めに決まったため仕事だったら行けないところだったしな。土曜は休み希望以外は仕事になるのに対して日曜は12月は全部休みだったりもしたけど今週は翌日が休日ってのを考えると危なかったかも^^;。休みで良かったw。
とりあえず、同志社ラブのシカプーメンバーにはこれからも初心を忘れずに精一杯の力で飛躍していってもらいたいものでつ。

セットリスト


1.ODYSSEY
2.Fly 〜風が吹き抜けていく〜