倉木麻衣ライブツアー"FUTURE KISS"@柏原市民文化会館・リビエールホール


※ネタばれ注意


23日の日は府の東部地域に当たる柏原市民文化会館で行われた麻衣たんのライブツアーの観覧へ。
今までは特別避けていた訳ではないが、大阪府内公演は休日開催が多かったため近畿エリアを中心に平日開催の方を優先していたため、麻衣たんのツアーに参加するのは4度目ながら大阪公演としての枠組みは初めて。まぁ、今年はどれを選んでも休日開催なのでやむを得ないし、現時点では一昨年のように四日市辺りでも視野には入れないかもしれない。
そして、麻衣たんのライブの醍醐味の一つには小規模都市での開催が多い点。大物アーティストであれ、ライブハウス式であれ県庁所在地や政令指定都市近辺で行われるのがほとんどのケースだが、今回の柏原のように麻衣たんのツアーは全国的にはあまり名の知られていない郊外の街で行われることが多いのが魅力。


この日のライブは全席指定制なので開演時間に間に合えばいいとのことで16時前に出発。柏原への交通手段は近鉄とJRがあり、向こうのに着いてからでは近鉄の方が近いのだが、近鉄の場合だと難波からだと390円、鶴橋からでも340円程するのに対して、JRでは金券の切符を利用すれば大阪駅からでも360円程で行けるためJRの経路に。
JRに乗り換えると予定していた大和路快速久宝寺まで行ってそこで各停に乗り換えて3つ目が柏原。普段は大和路線を利用する時も快速で通過してしまうため降り立ったことさえない駅。この駅では近鉄道明寺線と接続しているようで、その道明寺線大和川を渡る付近の河川敷で未歩さんの「涙キラリ跳ばせ」のPV撮影が行われたと言う説もあり。
駅を出ると人気の少ない駅前通りを突っ切ってこれまた道幅の狭い本通りを右折。本当にこんな住宅街にあるのか?と心もとなくなった頃に会場が見えてきた。しかし、大阪府とは思えないほどの静けさだw。


会場に着くと若干時間もあったので周りをぶらぶらして中へ。てか、ぶどう狩りの看板なんかも出てたけど泉州方面はデラウェアに関しては国内2位のシェアを誇るらしいしな。
中に入ると座席探し。市民会館風のホールはコンコースが広いのが有難い。2階席に上がって席を見ると2列目だった。発売初日ではなくてその4日後ぐらいに購入した割にはいい場所だったんだな。
そして、席に着いたらまた例の如くアンケートを簡易記入しながら待機。
その後、18時5分頃になると照明が落ちていよいよ開演へ。イントロに合わせて麻衣たんが登場して来られますた。そして、「I scream!」からスタート。まぁ、近さで言うと話は別だが、見やすさでは見下ろせる2階席がベストだわ。衣装は最近の姿を踏襲するように目立つ仕様。


この後にはまず挨拶と軽い自己紹介をして、FUTURE KISSツアーへようこそ、楽しみましょうとの掛け声があり、ツアーのタイトルになってる曲を聴いて下さいと「FUTURE KISS」を。
その後には改めて自己紹介をしてから、柏原の皆さん元気ですか?、盛り上がっていきましょうとの掛け声をして「Drive me crazy」を。
そこからはMCは挟まずに昨年リリースのニューアルバムから「wana」、「Revive」、「Tomorrow is the last Time」を、懐かしいアルバムタイトル曲の「If I Believe」、初期のカップリング曲「This is your life
」、CM曲でお馴染みだった「わたしの、しらない、わたし。」とバラエティ豊かな曲目を立て続けに。ここまで終わると一旦麻衣たんは退場されて照明が暗くなる。やや間をおいた後にロスか何処かで撮影された動画を流しながらバンドメンバーのみで「Reach for the sky」の楽器演奏。意味合い的には幕内みたいなもんかな。


演奏が終わって麻衣たんが再登場してくるとここでまとまったMCコーナーへ。
まずは改めて楽しんでくれていますか?と客席に尋ねてから、柏原には初めて来てさっき隣の大和川のほとりで夕陽が沈むのを眺めているととても綺麗だったとのこと。それから、前日には福井の鯖江でライブを行ったが、会場付近は足元ぐらいまで雪が積もっていて寒かったが、この日に大阪に帰ってくると暖かくて、それは気候だけでなく親しみの面でも温かみを再び実感できたとのこと。
そして、ここで麻衣たんなりの大阪弁で「めちゃめちゃ楽しんでいきましょか!!」と発言されたのだが、僕は大阪弁が嫌いなのにコナンの服部平次並の発音の違和感を感じてしまった。まぁ、これもサービス精神だな。麻衣たんも元々は関東圏出身なんだし。


で、ここからは数曲バラードをやりたいと思いますとの前置きをして、次の曲紹介では学生時代に大切な人と別れなければならない時にその辛さを綴った曲ですと「The ROSE 〜melody in the sky〜」を。続けて「sound of rain」。
この後は、1曲カバー曲を歌いたいと思いますとの案内があって曲紹介をして上賀茂のライブでも歌われた「Cry Me a River」を披露。この曲お気に入りなのかな。
そこからはまたCMでお馴染みの「Beautiful」、ニューアルバムの「I promise」、ノリの良い「ダンシング
」を立て続けに。そして、次の「LOVE SICK」の曲中ではバンド・サポートメンバーの紹介が行われますた。で、客席を煽って曲紹介をしてから「I can do it now」、定番の振り付けと共にデビュー曲の「Love, Day After Tomorrow」、昨年リリースのコナン曲「SUMMER TIME GONE」と一昨年の映画主題歌「PUZZLE」、更に客席を煽って曲紹介をして「anywhere」を続けて。


その後には、次で最後の曲であることを告知してから、最後には会場の皆が一体になれる素晴らしい曲があるので一緒に歌って下さいと客席を促して、予めチラシと共に同封されていた歌詞カードにもあるように「chance for you」を全員で合唱。僕が今まで参加してきたツアーに関してはこの曲は通常アンコールで歌われることが多かったが今回は本編のラストだったようで。後半はいつも通り客席の声のみでのパートなどもありつつで曲が終わると深くお辞儀。有難うございましたと挨拶をして手を振りながら退場していかれますた。
そして、ここからはアンコールへ突入。再登場するとまずはアンコール有難うとお礼をして、次の曲紹介では前向きになれる曲です的な紹介をして代表曲の「always」から。
続いて、このたびのツアータイトルについてしつこいぐらいに客席に煽って、その回答と共にツアータイトルになってるこの曲をもう一度歌ってもいいでしょうかとのお尋ねの後、再び「FUTURE KISS」が披露されますた。そう言えば一昨年も彦根公演では「touch me」を2度歌われてたよなぁ。


その後には、次で本当に最後の曲ですとの告知があり、今日は楽しい時間を有難うございましたとの感謝のお礼。これからも頑張ります的なメッセージをして、そして、初めてツアーに参加した時のアルバムタイトル曲「Diamond Wave」で締めとなりますた。曲が終わるとステージを右往左往駆け巡りながらダンサーとバンドメンバーの紹介。かなり息切れ気味でダンサーの方の名前を2度も間違う場面もあったがそれもまた麻衣たんらしくて良いのではないかと。しかし、あの感じだとリーダーはかなり貢いでるのだろうかw。
メンバー紹介が終わるとステージのメンバーと客席に拍手を促した後、有難うございました、またお会いしましょうとの言葉があり、ぬかりなく手を大きく振りながら退場していかれますた。
ライブは20時27分頃に終了となりますた。


ライブが終わるととりあえず退場して残りのアンケートの記入へ。携帯の機種やら普段とは違う項目も多かったが。アンケートを書き終えたらそのまま建物の外へ。すると案の定出待ち待ちの行列が。
出待ちに参加するかの判断では、翌日から5日間普通に学校だし、27・28日はインターンシップがあるから疲れるだろうしと当初は消極的だったのだが、昨年の四日市と一昨年の彦根は距離が出るため終電に間に合わないリスクを懸念していたのだが、ここからは23時頃までの便に乗れば帰れる場所のことと、急遽決まったシカプーの2マンライブに行けなかったのがちょっと不満があることもあり、せめてもの代わりとして参加することに。
外の行列で21時20分頃まで並ぶと出待ち列が移動。出待ちはエントランス付近で行われる模様。
係員からの注意事項と司会の方の話があった後、麻衣たんが呼び込まれる。そして、メイン行事を執り行う前に相互の麻衣たんのファンをきっかけにケコーンすることになったカップルの紹介と記念写真撮影が。事前に予定されていたのかもしれんけどこのお二人さんはかなりレアなサプライズだわな。


メインのコーナーではダンサーの名前の誤解のお詫び、いつも通り「chance for you」の合唱、即興で考えたと言う「FUTURE KISS」の振り付け口座などが行われますた。「FUTURE KISS」の振り付けはその場で考えたのか知らんけど一つ一つに意味や込めた思いなどがあるようで。最後に前から後ろまでのウエーブを作って出待ちは終了となりますた。また、出待ちのことに触れられていたのだが、一番最初の頃は8人程が寒い中待ってくれていたのが今ではこんな大きな集まりになったとのお話も。
麻衣たんが退場されると我々も退散に。21時53分頃に出待ちは終了。出待ちが終わったらまたJRの柏原駅への道程を歩いて駅へ。駅に着くと始発の各停から久宝寺での区快と天王寺での遅れていた関空・紀州路快速に乗り換えて帰路へ。しかし、そんなでチンタラしていたせいで何だかんだで23時半を回ってしまってこの日にはサンクス・サークルKでのシカプーのピロティーホール公演の引き取りをし損ねてしまったのは何か残念^^;。まぁ、翌日に忘れないうちに引き取ったのだが。


このライブの感想としては、やっぱり麻衣たんのライブは他とは違う一種独特な感覚を味わえる空間にあるように感じる。出待ちでは司会を女性が担当されていて、毎度恒例の如く姿を現していると思われるトー○ス氏の姿がなかったのも嬉しかったし。何だかんだと不満たらたら言ってるところで実際にツアーに参加する度に結構麻衣たん好きなのかなと思うことがあるし。まぁ、特別入れ込むことはないけど、外的要因は別として本人にはこれからも飛躍していってもらいたい。
後は、麻衣たんのツアーは毎年同じ都道府県でもエリアが変わっていて市街地だけではなくて郊外の住宅地付近にも足を運ぶスケジュールが組まれているためそれが一つの観光になるのも醍醐味。柏原なんてこのライブがなければ降り立つことはなかったであろう土地だし。それも傍が大和川で眺めが良かったのと、終演後は郊外ならではの静けさのある場所で良い環境だった。
ライブ自体の方も程良い空気感の中で行われていたような感じで、ステージ全体も見渡しやすかったし満足だった。

セットリスト


1.I scream!
2.FUTURE KISS
3.Drive me crazy
4.wana
5.Revive
6.Tomorrow is the last Time
7.If I Believe
8.This is your life
9.わたしの、しらない、わたし。
10.Reach for the sky(演奏のみ)
11.The ROSE 〜melody in the sky〜
12.sound of rain
13.Cry Me a River<カバー>
14.Beautiful
15.I promise
16.ダンシング
17.LOVE SICK
18.I can do it now
19.Love, Day After Tomorrow
20.SUMMER TIME GONE
21.PUZZLE
22.anywhere
23.chance for you


en1.always
en2.FUTURE KISS(2回目)
en3.Diamond Wave


予め控えていた松戸公演のを参考にさせて頂きますた。