ラジオ関西 新神戸ジャズ物語 in hillsパン工場@hillsパン工場


22日の日はパンで行われた元GIZA JAZZ(現おーたうん)レーベルの森川七月さんとマルクさんがパーソナリティを勤めるAMラジオのラジオ関西で放送されている番組の最終回を公開収録形式で行われるとのことでその観覧へ。JAZZ部門は以前所属していたニロさん以外はそれ程興味はないのだが、丁度平日開催だったことや、ドリンク代名目のワンコインのみで入場できること、雪さんなどJAZZレーベルを代表するアーティストが勢揃いの豪華さでミュージシャンのお二方も馴染みってことで結構楽しそうな感じがしたために覗いてみることに。しかし、これも当初は迷っていたのだが20日のさぁさと同様に他のライブで中止が重なったため意外な形で早い段階で参加にケテーイ。事前応募はペアで取っても余分な無駄が出てしまうしその点でも当日参加に。


16時過ぎに講義が終わってからは1時間半ぐらい自習をした後いつも通り徒歩でパンに向けて出発。パンは11日当日のdoaを除いて予定通り行われている模様なので躊躇なく会場へ。パンの前に着いた時は18時40分頃。既に入場は始まっているため入口付近に観衆の気配はなく、ドアは開放されていて地下一階の部分で受け付けが行われていた。とりあえずそこでドリンク券とチラシを受け取ってフロアへ。パンでライブを観るのも最近減ってるからその点も参加意思の要素の一つ。
椅子席が用意されいたのだが客席側から左手は大部分が関係者席に取られていたので空いている席を探してスタンバイ。結局、関係者らしき人はあまり来なかったんだがそれが事前応募用の席か?先にドリンク交換を済ませて待機。久々にフロアが広々としてますた。まぁ、全盛期でも茜たそや後期の方の早未んの時はかなり余裕があったけど。


19時前になるとラジオの音声が会場内に流れ始め、19時になるとパーソナリティーの七月はんが先立って登場してこられますた。続いてメインの立場としてサポートの役割を担当するマルクさんが登場。さすがにラジオの収録ってだけあって今までで一番よく喋るマルクさんを見た気がしますた。(笑)さぁさのサポートの時はあまり喋らないしな。
まずは自己紹介をしてから番組の主旨についての案内をして、震災に関して自分たちが配信する音楽で元気を出していこう的な意気込みや、会場には募金箱を設置していることと、番組への質問や感想のメッセージを受け付けているとの案内が。PRの部分で七月はんは喋りばかりが目立ってしまっているが歌も歌うところを見せたいと何度も言われてますた。(笑)それにしても七月はんはホント喋りが上手いよなぁ。ラジオ局のパーソナリティー顔負けの進行具合だった感が。歌の方がメインのはずなのに本人も言ってたがコントでもやってるのかと思ってしまうような^^;。マルクさんも良いお相手になってるし。(ブ)


番組紹介の後はゲストとして登場の3組のJAZZアーティストのライブへと移行。ゲストアーティストは各2曲づつのライブ形式で、トップには中島紅音さんが登場し、「Spain」とお馴染みだと思いますがとの前置きをしての「Over the rainbow」が。その後、リスナーや会場の観覧客から受け付けたメッセージの紹介や、七月はんらが選曲したと思われる曲をかけて間を置きつつ、雪さんが曲名分からずの曲と、「Desperado」、伊奈木さんがバックコーラスを引き連れて「Quien Sera(キエンセラ)」、「Historia de un amor(ある恋の物語)」の2曲をそれぞれ披露してくれますた。
MCでは各アーティストそれぞれにまず自己紹介を行い、中島さんは料理がお得意とのことで得意料理は意外にも餃子との話など、雪さんは一昨年にリリースしたアルバムのことなど、伊奈木さんは選曲に拘りがあったのか曲のエピソードなど曲紹介に熱弁されたりしていますた。リスナーからのメッセージは思った以上に震災関連のものが多く、東北出身のリスナーへは癒しの提供にもなっていた模様。七月はんとマルクさんの予め収録していたと思われる「3月22日火曜日の夜お疲れ様、リラックスして聴いてね」とのコメントが随時流され、ゲストアーティストの合間に流された曲には天空の城ラピュタの「空から降ってきた少女」のジャズバージョンの曲などもあって気分的に落ち着ける環境だったかなと。テレビでもジブリの特番やってたけどこういう時はジブリの世界観に浸るとリラックスできるなと。


ゲストアーティストのコーナーが終わった後はレギュラー放送でもコーナーになっていると思われるバーでのやり取りを模倣した演出なども。お客さんの役は勿論七月はんが担当しているのだが、マスター役は客席からは姿が見えないもののマルクさんが行っているとは思われるのだが普段のマルクさんからそれを想像すると失礼ながら少し笑えてしまった。何かそういう意味で紳士風のムードが思い浮かばないんだよな。しかも説得役とか^^;。
各コーナーの合間には随時募集を受け付けていたリスナーメッセージの紹介と曲のオンエアなどを交えながらゆっくりとした進行で進み、最後にはメインパフォーマーの七月はんのライブが披露されることに。リスナーからのメッセージには七月はんが音楽を志すようになったきっかけを尋ねる質問もあり、当初は自分の歌っている曲のジャンルは分からなかったのだがGIZAに入ってからそれがジャズだと知ってジャズのジャンルを担当するようになったとのこと。小さい頃からジャズに興味があったとかではなく、たまたまジャズの分野に縁があった的な意味合いとのこと。しかし、リスナーからはなっちゃんとかのあだ名で呼ばれていて親しまれてるんだなぁと。(笑)


七月はんのライブは月にちなんだ曲との曲紹介でまず「It's Only a Paper Moon」、「Blue Moon」を、その後「This Masquerade」と、明るい曲との曲紹介で「On The Sunny Side Of The Street」の4曲が披露されますた。曲が終わった後は出演アーティストとメンバーの紹介が行われ、バックバンドはマルクさんと浜崎さんのジャズ部門担当のお二方が担当。お二人はミュージシャンでありつつ社員であることからミュージシャインと呼ばれてますた。七月はんのライブが終わった後は今までの感想的なことやら、またお仕事を頂ければ是非的な自己PRなどをして収録の締めへ。収録の関係なのかは分からないが、福岡や名古屋へ行く機会もあったようで名古屋は道が広くていい街だと絶賛されたりしてますた。収録を締めた後は会場に集まった観覧客に挨拶と収録の協力へのお礼などをして番組の終了時間である21時40分頃に公録は終了となりまずた。
出演者が退場すると我々も退散に。終了後は出口のところでJAZZ部門のCDなど即売が行われてますた。出る前にはポップ氏に7月の北原さんのライブについて尋ねたところ開催決定の返事をもらうことができたのは嬉しい収穫。7月は行けない可能性も高いけど次の開催が決まったのは嬉しいこと。北原さんのパンライブに関しては今のところ上手く行ってる感じかな。世の中こんな状況なこともあるから耳寄りの話を聞けたのは良かった。


収録が終わったのが22時前だったのでまた梅田まで歩いての帰路で家に着いたのは23時半頃に。ラジオの公開収録で3時間弱ってのはむしろかなり珍しいケースではないかと。大抵はゲスト出演ものが多いから30分から1時間以内で終わるものが多いし。
この公開収録兼ライブの感想としてはドリンク代のみで入場できる太っ腹さながらJAZZ部門のアーティストさんが勢揃いとのことで豪華な出演者で行われたためJAZZ部門にはそれ程興味はないもののお得感や満足感が感じられる内容になっていたと思うし、何よりも七月さんは喋りが上手いのでパーソナリティーとして相応しく引っ張っていってる感じなのが良かったかなと。サポートを担当していたマルクさんは生真面目なだけに喋りはあまり得意ではなさそうなものの今までで一番よく喋ってるところを見るぐらいしっかりと七月はんのお相手をこなしていたし、本人達が煽っていた通りミュージシャンっぽくない一面はありつつもしっかりと番組を作り上げていた感じがする。番組は最終回とのことで残念ではあるが、七月はんはその持前のトークの上手さを活かした仕事に抜擢されると良いなと思う。この日は参加して良かったなと思う内容で楽しい時間を過ごすことができたと思う。

セットリスト


<中島紅音>


1.Spain
2.Over the rainbow<岡崎雪>


1.? Used to be in love(?)
2.Desperado<伊奈木紫乃>


1.Quien Sera(キエンセラ)
2.Historia de un amor(ある恋の物語)<森川七月>


1.It's Only a Paper Moon
2.Blue Moon
3.This Masquerade
4.On The Sunny Side Of The Street


雪さんの1曲目は曲紹介がなかったと思うので不明。