沈黙の15分


※ネタばれ注意


20日の日は4年連続で約束していた大学時代のクラブの友達と例年通り梅田のTOHOシネマズへコナン劇場版映画の観賞へ。今年は昨年の反省を踏まえて前売り券を購入する前に劇場の確認をしたところ梅田まで来てくれるとのことで今年もいつも通り。まぁ、その友達は阪神間から西方向へ通勤しているようだが、そっちは定期を支給されてるとのことで特に影響はなかった模様。日程も相手の仕事が休みの日をピックアップしながら自分の都合と照らし合わせたため早い段階で合わせられたのは良かった。にしてもタイムテーブルの公表が5日前ぐらいだから不便だわ・・・。
にしても今年も初日からそれなりに席に余裕があったようだが要するに上映される劇場が増えてるってことかな。シネコン化が進んでるし。観やすい環境になってるんだわな。今年のゴールデンウィークは土曜を休みと捉えた場合でも3連休・3連休・2連休の飛び石になるが遠出しづらい日並びが動員に功を奏するのか。


今年は何気に4度目にして始めて夜の回を観賞。昨年までは大学時代や卒業直後で時間が不規則だったから混まない平日日中を選択できたこともあり。今年は逆に自分と相手のそれぞれの平日の休みが丁度重なることはないのでわざわざ土日に行くよりはってことで、だからと言って遅くにもなり過ぎない18時の回に。とは言え、上映してすぐなところにレディースデーの水曜日で、会社帰りのサラリーマンでも寄れる人もいる時間であったためそれなりの混雑。まぁ、でも時間的には丁度良い具合だったかったかなと。
そんなんで、今回はある程度混雑は見越していたため前売り券は昼休みの間に指定券に交換。席は自分なりの独断で良さそうな場所を選んだのだがその点文句の言わない相手で助かる^^;。
講義が終わった後に17時半に大阪駅で待ち合わせて、着いたら8階のロビーでしばし開場待ちして入場。


ストーリーはまず前章の部分で一人の少年が何らかの犯人と思しき人物に追いかけられて、雪道を逃げている最中に崖から滑り落ちて気を失うシーンからスタート。その後、シチュエーションが切り替わり、都営地下鉄の新路線開業を祝したセレモニーに出席した都知事の演説をする傍ら、セレモニーで都知事を襲うと脅迫状が警視庁に届いて目暮警部達が護衛につくことになった。都知事と警部達を乗せた祝賀列車は予定通り発車。
一方、コナン達は博士の車で首都高を走っていた。すると首都高のトンネルと地下鉄が並行する区間があり、トンネルの退避スペースに爆弾を持った犯人が立っているのを目撃したコナンは新一の声で警部に連絡をして電車を止めるように合図し、首都高の車も自ら体を張ってとめたため一大事を取りとめた。地下鉄も首都高に出てきて暴走したがカーブの直前で何とか停止。そして、周りが騒然となったところで毎作恒例のエピソード紹介のようなものが。


で、警視庁では記者会見が行われる一方、コナンは爆弾を仕掛けたのは知事への恨みを持つ者の犯行だろうと考え、国土交通大臣時代に作ったダムのある新潟県の北の沢村へ向かう。ところが、蘭や小五郎・少年探偵団・園子と共にである。周辺はダムの建設で昔の村が底に沈んでしまった地帯がある。
一行はロッジに宿泊してスキーや、開催されているスノーフェスティバルを楽しんで過ごすことになった。ある夜、元太達3人は土産を探すフリをして、こっそりとスノーモービルのようなもので夜遊びに出掛けコースを外れてコナン達に助けに来てもらう。同じく土産を探していた蘭に電話を掛けられたコナンは雪にその土産リストを書いたのを消し忘れて近くにいるのだと思われる。この時、元太と光彦は悪いのは誰だと口論になり、コナンは言葉の暴力によるすれ違いで二度と会えなくなることもあるから喧嘩を止めるよう諭す。


少年探偵団がロッジに戻るとロッジにはある小学校の同級生が集っていたのだがその中で8年前にひき逃げによって仲間の家族を失う悲しい過去があった。
ある朝、白鳥を見るツアーだったかに出掛けたコナン達はその同級生組の一人が殺害されているのを発見する。よって通報を受けた新潟県警にゲスト出演の渡辺陽一がいた。名前も輪郭もまんまである。(笑)
翌日、雪合戦をしていたコナン達はほとりの家屋で記憶を失ったまま寝ていた冒頭の気を失った少年と遭遇する。その時以来8年振りに目を覚ましたようで気を失った時の記憶はなく、コナンや灰原とは逆に体は15歳でありながら中身は7歳のままである。


その後、元太達3人はまた企みを考えてその少年が滑り落ちた場所に連れて行って記憶を蘇らせに行くことにした。しかし、その途中で元太達は何者かに追われていることに気付き逃げ出す。コナンと灰原が少年探偵団を追いかけると銃声が聞こえた。逃げていた元太達は洞窟に逃げ込んでしまった。しかし、洞窟は拳銃を突きつけられたら井の中の蛙になってしまう。しかし、入ってしまった以上やむなくコナン達は洞窟の先を目指すことになる。その道中で少年の記憶は徐々に蘇って行き、コナンは犯人の目的はダムを決壊させて北の沢村を水没させることだと気付き先を急ぐ。
事務所のようなところで調べ物をしていたコナンは犯人に見つかってしまい弄ばれてしまう。お手上げとなりとどめを刺されそうになったところへ間一髪で同級生の中から白鳥ツアーを案内した女性が助ける。しかし、少年探偵団を襲っていたのはこの人だったのだ。そうしてひとまず事件は解決した。


ところが、一度起き上った犯人をコナンが麻酔銃で眠らせた瞬間にダムの爆弾の起動スイッチが入ってしまっていた。爆発を起こすまでのタイムリミットは15分間である。そうしているうちに爆発が始まり、みるみるうちにダムが決壊していく。このままでは村が全て水没してしまう。少年探偵団・阿笠博士とダムにいた電力会社の作業員は避難をしたがコナンはいなくなった。水流を止めるために一か八かで雪崩を起こすことにしたのである。この辺が現実では不可能なところだわな。一方の蘭・小五郎・園子も爆弾が仕掛けられたことを知らされワゴンで非難する。
コナンは博士のメカのボードで雪面をかき回して地盤を緩め雪崩を起こすことに成功した。何とか水流の流れに間に合い村を襲う水流は食い止められたのだが、コナンは滑り落ちてくる雪崩に呑み込まれて埋もれてしまった。


やがて、蘭や小五郎・園子・少年探偵団と電力会社作業員によってコナンの懸命な捜索が行われた。しかし、手掛かりがないためなかなか見つけることができない。人間が雪に埋もれて蘇生できるのは15分が限度だと言われている。コナンが埋もれてから12分程が経過して刻々とそのリミットは近付いていた。蘭はコナンの携帯に電話をして携帯は発見するがコナンの姿はない。一同は途方に暮れてしまう。コナンが言っていたもう会えないかもしれないと言う一言が少年探偵団の胸に刺さる。
蘭は携帯の電話帳から新一のアドレスを選んで、予告の一場面になっている「新一、近くにいるのなら助けてよ!」の言葉と共に新一に電話をかける。コナン用の携帯は手元からなくなり蘭達に発見されたが、新一用の携帯は手元に残っていて着信に微かに気付いたコナンはいつもベルトに仕込んだサッカーボールを発射させて合図を送る。それが地上に膨らみ蘭達は無事コナンを見つけることができた。めでたしめでたしである。


これにてエンディングロールへ。クレジットには最近全国区になった宮根さんの名もあったが内容で気付くことはできなかった。色んなゲスト声優さんが担当されるようだけど、渡辺陽一さんは一目瞭然だったし、一昨年のDAIGOも分かりやすかったけど、南海キャンディーズの山ちゃんのように一言だけとかだったら目を凝らしてでもいないと気付きにくいんだよな。確か役は記者だったか脇役だったようだけど。
今年のB'zが担当のエンディングテーマが終わるとテレビ版と同じようにおまけのような形でお土産を買い忘れたとか、小五郎は沖野ヨーコの番組に間に合わなくなるとか平和なやりとりで終わりに。そして、画面が消えると毎年通り劇場版第16弾制作決定の文字だけが画面に映し出されて終映に。いつも通り約2時間の内容のため20時頃に終わりますた。


映画が終わった後は一緒に夕食を取ってから帰ることに。なるべく安くで食べられて夕食に満足できる店が良いなと思って駅前ビルへ行ってかつ丼専門店で食事をして大阪駅で友達を見送った後帰宅へ。友達は何か飲みたそうにしていたが翌日は自分は学校で向こうも6時起きだったり、21時前からだと時間が気になるし、飲むのは大勢の方が楽しかったり、予算も予め考えておきたかったりなどでまたの機会に。
今年の劇場版の感想は個人的な視点では内容はどちらかと言うと昨年の方が面白かったかなと思うけど、僕の好きな爆発系のシーンが今作では結構あったし、全体的に楽しかったし十分満足な内容だったと思う。迫力はやっぱ初期の方があったかなと思わんではないが。面白かったシーンは小五郎のス○ベっぷりが発揮された場面で、村に着いた直後に混浴の露天風呂に入りに行く仕草が如何にも漫画チックで、若い女性がいると期待して見たのはお猿さんだったってシーンが愛矯があって良かった。真面目なストーリーの作品ながらそういうおちゃらけがたまにあるのがまた良い。
さて、来年の今頃はどうなってるかは分からないが来年も行けると良いなぁと。友達も誘いに応じてはくれてるし来年もできれば行きたい。