葡萄狩り


今日は3日の代休として休みを頂いていたので友達と葡萄狩りに。場所は兵庫県内陸部の三木市の平井山で、たまたま神鉄粟生線が近々廃止になるとかの話題を目にして乗り鉄がてら沿線で何か観光できるところがないか探していたら見つけたような形に。
まぁ、廃線と言っても神鉄粟生線は粟生行きが30分ヘッド、小野までの折り返しでも15分ヘッドってのは素人目線では経営努力が足りてないような気がする。しかも4連とか明らかに輸送力過剰。まぁ、西部の方は日中単独のレールバスで十分だし、粟生まで直通は1時間に1本、三木か小野まで30分ヘッド、残りは押部谷とか志染辺りの折り返しとかで良さそうなんだがなぁ。中途半端に都市路線気取りしてるせいかw。


ここの葡萄狩りはクーポンを使えば小粒のベリーAなら700円で入園できるので府内の泉州とかよりも意外とお手頃価格。駅から送迎バスをピストン運転してくれるのも有難い。
友達とは最寄り駅で10時過ぎに待ち合わせて阪急で三宮から神戸高速、新開地で神鉄に乗り換えて12時過ぎに恵比須駅に到着。
こっちの方に来るのはかなり久々で、以前は一つ手前の志染で双方が折り返し運転をしていたため乗り換えの必要があったんだよなぁ。01年のダイヤ改訂で志染以西も4両対応になって今は直通しているため、少なくとも粟生線に乗るのは10年以上振りか。


以前はこの辺にくることが多く、三木で降りて既に廃止になった三木鉄道の三木駅までぶらぶら歩いて帰りは三木鉄道で厄神から加古川線で帰ったり、終点の粟生まで乗ってそこから同じく三セクの北条鉄道で終点の北条町からバスで加西市フラワーセンターに行ったりしたこともあったのだが。まぁ、その北条鉄道も廃止になるのだから月日が経ったもんだ。
そう言えば僕は行かなかったけど、5年くらい前のツアーで麻衣たんが三木に着たことがあって、某所のブログによると三木鉄道の駅で撮った写真などもあったようで。その時はまだ三木鉄道も残ってたんだよなぁ。まぁ、僕は廃線跡探訪もやってみたいところだが、今はしょーもない鉄道記念館になってるとかで。


恵比須駅は一面一線の単線駅ながら駅舎やロータリーは綺麗に整備。数分待つとピストン運転の送迎のマイクロバスがやって来てそれに乗って10分程で平井山の葡萄園に到着。駅前も相当に閑静だがその一帯は更にのどかな風景。ほぼ想像していた通りの場所で良かった。
着いたら受付を済ませて保障料として300円で枝切り用のはさみを借りて園内へ。山間の葡萄園だけに広大なスペースで奥の方に狩り用のエリアが。出荷用とは違って狩り用の葡萄は小粒ではあったのだが甘さと味の濃さがあってなかなかの味わい。1房辺りの粒が多いため5房程で満足になったが、個人での果物狩りは苺狩りしか行ったことがなかったためのんびりとした時間を色々話をしながら楽しむことができた。まぁ、この日も天気がすっきりしなくて、途中で降ったり止んだりだったのは面倒だったが逆に炎天下もしんどいし気候としては比較的良かったかと。


葡萄狩りは14時前に終えて下山に。直売所で持ち帰り用のを購入したのだが粒揃いのためちょっと高めで狩り用のをkg単位で量ってもらった方が良かったかも。また送迎バスが来るのを少し待って恵比須駅まで。恵比須駅に戻ったら食事ができそうな店を探したのだが郊外だけにこれと行った店はなくて、一駅先の三木上の丸地区など市街地の方に出れば金物資料館など観れる施設もあるのだが、また結構雨が降ってきて乗車券は恵比須までの往復分しかないためまた戻ってくるのが手間とのことで三宮まで帰ってから腹の足しに食事をすることに。恵比須駅からまた神鉄神戸高速を乗り継いで三宮で下車できるため食事をしながらまた色々と話をしてから帰路へ。
ぼちぼち帰ったら17時半頃になってそれなりに距離もあって疲れてるからいい具合の時間になったかと。


まぁ、総合評価としては友達にも楽しんでもらえたようだし葡萄も酸っぱくなく甘い品種だったから満足できたかなと。できれば天候が良ければなと言うのはあったがまだマシな方だったし。
とりあえず神鉄の往復乗車券と入園券がセットになったクーポンはかなりお得感あり。神鉄は山岳路線の中小私鉄だから運賃高いし通常ならかなりかかるところがクーポンなら往復の乗車券と入園券に阪急分を合わせてもほぼ2000円程で行けるってのが良い。まぁ、周りの風景ものどかで時間がゆっくり過ぎる環境ってのも良いしな。
やっぱ日頃時間に追われることが多いとこういう静かな場所に行くと気分が落ち着くわ。まぁ、ライブとか映画とかも良いけどやっぱたまにはこういう緑のある場所には行きたいもんだなぁ。また機会があれば果物狩りも行きたい。