ミステリーツアー2日目


ミステリーツアーの2日目、20日は出石へ。宿泊は温泉地と言うこともあったけど初日は完全に温泉旅行気分でゆったりと心を休めることができた1日。この日は打って変わって旅行会社が企画する添乗員が付き添う団体のバス旅行での行程でよくあるような街歩きを中心とした内容。どちらともに旅行の醍醐味と言うのか、ある意味では年配の方が好みそうなプランだったな。


この日は7時半頃に起床して8時に朝食。8時半頃には旅館をチェックアウトして、旅館から駅までの土産屋をチラッと覗きながら駅へ。9時10分発の各駅停車に乗車して豊岡の方へ移動。山陰本線ではいつの間にか京阪神圏で運用している新快速タイプの新車車両が導入されていたが、こちらは浜坂から来るため古いタイプの揺れまくり車両。
9時25分頃には豊岡駅に到着。おやぢは法事に出るため山陰本線の先に乗り継いで別行動に。


駅の待合室でバスの時間まで待って、9時59分のバスで出石へ。豊岡から出石までの区間はかなり距離があって、バスでしかも田舎の道だからかなり飛ばしてはったのに30分強かかって着いたのは10時半頃。バス停からは、城崎エリアの指示で最初に行くようになっている出石城跡にある感応殿に向かうことに。さすがにこの日は土曜日と言うことで、前日の城崎温泉と比べると人も多くて、特にメインの蜃鼓楼の付近はかなり賑わっていますた。
城跡があるのは山の斜面に当たる部分。裏から登ったため見つけるのに苦労したが、何とかヒントをゲット。裏手の山道には遊歩道とやらがあったのだが、遊歩とは思えないほど崖の道だったため行くのは止め。


城跡の次に行くように指定された場所は家老屋敷。こちらはメインストリートに比較的近い場所に位置。敷地内はいたって静かで、建物には隠し2階部屋が存在。展示物には模型や昔に使われていた武具もあって、歴史の勉強にもなる施設だと思う。ここにもヒントがあるのですが、ここが最後の訪問先であり、ここまでで得たヒントを元に犯人を特定することに。まぁ、こうやって全部回ってみたけど、やっぱり推理の方は難しいな。プラン自体は面白いけど。


家老屋敷を見終わったら最低限入る施設は終わったので、昼食として名物の皿そばを食事。皿そばと言われると、皿うどんのイメージがあるので乾麺をイメージするが、ざるそばを更に盛った物。入った店は宿泊した旅館の紹介だっため2皿サービス。ミステリーツアーのガイドにも店リストを載せてくれていたのですが、丁度好みの細麺で色も白っぽい方で美味しかった。ただ、うずらならいいんだけど、生卵を出汁に入れて冷やしそばを食べるのはあまり好めなかったな。特に最後にそば湯を出してくれたので、出汁に薄めて飲んだらその卵の臭みでちょっと嘔吐めいた気分に・・・。


昼食後はプラン料金に含まれている施設として史料館へ。こちらにはスタンプが置かれてますた。全部揃えるとクリアファイルが当たるか貰えるからしいのですが、もうクリアファイルは余るほどあるし、バスの本数が少ないため、豊岡駅に戻ってもう一つのコウノトリの郷公園に足を伸ばすのは物理的にも不可能だったため諦め。でも折角だからここの分だけは押したけど。
史料館には母屋、離れ、蔵と昔の邸宅の象徴的な建物。ここは展示物よりも、綺麗な庭や建物そのものの風情に良さがあった。


その後は古い街並みをぶらぶら歩いて堪能して、最後に中心部から離れた所にある武家長屋資料館という場所へ。ここは100円の入館料が必要になるのですが、実際に最近まで家として使われていた場所で、史料館とは違って庶民の家の趣を出しているのが良かった。受付の人の話によると、かやぶき屋根はかなり劣化していて雨漏りするのだとか。文化財は下手に補修できないから大変だな。
他にプランで入場できる施設として美術館があったけど、それは何処でも同じようなものだろうと思ってパス。桂小五郎潜伏屋敷も思っていたよりしょぼかったため入らず。


見たい施設は回って、町並みも一通り見て回ったら土産屋を覗いて15時30分のバスで駅へ。駅に着いてからは弁当を仕入れて帰りの時間まで待機。おやぢも法事が終わって豊岡まで戻ってきたので合流して、17時11分発の北近畿18号で帰宅。19時23分に宝塚に着いて、家に帰ったのは20時過ぎ。旅行とは言っても、この日はまた暑かったし、結構歩き回って疲れていたこともあったから丁度いい時間だった。
まぁ、出石は都市部から遠いこともあってあまり整備の手が入れられてなくて、昔の名残が残っていたのは良かった。山の中にぽつんとある集落で、物語の中の世界みたいな場所だったし、歴史や文化を学べる貴重な場所なんじゃないかと思う。