北原愛子ベスト part6


今回でいよいよ北原さんベストのレビューも最終回。2枚組で4,5曲づつ分けさせてもらうと6回分になってネタに飢えてる僕には助かりますた。まぁ、価格的には若干高めとは言っても合計34曲で、新曲も4曲収録。特典の写真集なども入れると十分満足に仕上げてくれてると思う。でも北原さんにはこのベストで終わりなんかじゃなくて頑張ってもらいたいんだけどな。北原さんも実際に聞くとかなり好きなアーティストだし。
とりあえず前回にはM-13の「冬うらら」までしたから、今回はM-14からのそのまま最後の4曲分のレビューを。


まずは「また会おうね」から。この曲は3rdアルバムに収録されていた曲のようで。
この曲のいいなと思うところはタイトルがまた会おうねになってるところ。会いたいけど会えない的な曲は多いけど、会おうねって言うのがぬくもりがあって響きがいいね。まぁ、その辺はライブをコンセプトにしてるのかもしれんけど。
でも歌詞にある通り楽しい時間はあっという間に過ぎて終わって帰る時は心残りのあるような寂しい気分になるし、ライブでの経験ではそういう気分になるのはやはりそれだけ楽しい時間を過ごせたからだと思う。会えて良かったとか、お互いの存在によって孤独じゃないと感じるのは生きていく中で力になるし、それはライブでもあり得ることだと思う。また会おうってのがとにかくいいね。メロディーも明るいし。


続いては「cobalt blue」。この曲は新曲の一つですな。
この曲はどちらかと言うとバラードっぽい曲。歌詞を見ているとコバルトブルーを空や海など澄んだ自然の青色と捉えて、自分の気持ちもそのように純粋になりたいよみたいな意味合いのよう。確かに早未んの曲にもあるけど、気分も天気と同じで快晴の日もあれば土砂降りの日もあるし、なかなか正直な気持ちを誰かに伝えるのは難しいもの。心って繊細なもんなんだよな。
コバルトブルーってその色はぴんと来ないけど、空や海の色だとすれば天気のいい時の空や穏やかな時に海の色は好き。あんなに壮大で気持ちのいい空や海のような寛容な気持ちを持てたら素晴らしいと思う。社会上では率直になるのが必ず正しくはならないけど、僕も大切な人にはできる限りは率直にいたいな。人生どうなるか分からないけどせめて今だけでも辛い気分にさせないように。


次は「眠れない夜のどこかで」。この曲も新曲の一つだけど、7月のパンライブで生で聴けたのが印象的。
この曲はタイトルが何かZARDを彷彿させる。(ぇ)この曲も何か心配事を考えて眠れない夜をテーマにした曲のようだけど、確かに眠れない時って夜が果てしなく長いような気がするんだよな。いつもすぐ過ぎるのに昔は寝付けない時はよくそう感じた。
遠く離れてしまって連絡も取れないような別れ、次いつ会えるか分からない時、再度会えるチャンスがあるかないかで違いはあるとは言ってもやっぱり会いたい人に会いたい時に会えないのはどうしようもなく憂鬱な気分になることがある。昔が良かったと過去にすがることもある。でも考え方を変えれば違う世界が見えてくる。"誰もが暗闇の中で 生きる意味を探す"まさにそうだよな。そんな経験を繰り返して強くなることを教えてくれる曲。


最後の曲は「明日遥か遠い海に辿り着けるように」。この曲は1stアルバムに収録されていた曲と言うこともあって初々しさが感じられる歌声。と言うのかこの曲最初のサビが90年代っぽい、My Little Loverなどを彷彿させるような感じに聞こえたのは僕だけかな。
この曲は二人の目指す場所を海にたとえてそこに辿り着けるように日々を頑張っていこうみたいな歌詞。帰る場所はここって言うのむぬくもりのあるオアシス的な場所みたいでいいな。
"出会いと別れを繰り返し だけど辛く逃げしたい時 思うのは大切な人の笑顔"の部分ではやっぱり支えとなる存在の大切さは大きいんだと思う。どんな辛い日や寂しい日でもそんな日が続くことはなくいつかは楽しい日も訪れる。そんな前向きな考え方で過ごせたら人生も違って見えるだろうし、そう言って励ましてくれるのは嬉しい歌詞だな。


これで北原さんのベストのレビューは終了。また今後は三宮の中古CDショップで買ったDEENのシングルなどもあるし他の作品のレビューをする予定。