JIN-仁-


先週の11日から始まったTBS系列で日曜日夜9時から放送中のドラマ「JIN-仁-」。この枠は「官僚たちの夏」の後釜で今の社会にとって考えさせられるテーマのドラマが続くことになったかと。「官僚たちの夏」については政治家を忌み嫌っているのであまり好んで見なかったけど、親が見ているのをチラッと傍観したところではこの時代の官僚たちは本当に日本のためを考えて頑張ってくれてたんだなと。
それに関してはこの新しいドラマのテーマである医療でも同じで、現代は高度な技術が整った世の中で当たり前のように診療し、一部のずる賢い医師は金儲けにばかりに走って患者を顧みないことが行われている場合もある。そんな世の中で考えるべきテーマだと思う。


内容としては今日の時点ではまだ2話分しか終わっていないためあらすじはよく分からないが、脳外科医の南方仁と言う主人公がひょんなことから江戸時代へタイムスリップしてしまう。まぁ、この時点で非現実的だなと思ったのですがやはり今流行りのアニメベースのドラマのようで。それでもアニメとは言っても考えさせられるテーマになってるし別にいいとは思うけど。
南方がタイムリップしてしまった時代は医療機器など何もない江戸時代。現代では治療の難しくないような病気に、この道具のない時代で患者の命を助けるために必死で治療に立ち向かうと言った内容に。


第1話では刀による切りあいで負傷した武士と、馬に蹴られて頭を大怪我した女性が命にかかわる大事に至っていたところを治療。今週の第2話ではこの時代に多かった病気とみられるコロリの治療に苦戦。その中であまりに人数が増えすぎて南方が治療中の患者に亡くなってしまった人も出て、平成からタイムスリップしたとは言えない状況もあり村民の南方への不信感は募り葛藤と戦っているところで終わった。次回予告では南方本人が感染病のコロリをうつされてしまうところが紹介されていて今後の展開がどうなっていくか気になるところ。コロリは発症すると即座に亡くなってしまうことからこの名がついたようで、現代とは呼び方が違うようで。


まだ始まったばかりであるがここまででも考えさせられることがあったな。特に治療をしていく中で現代の技術を江戸時代で使うことで歴史が変わってしまうことに不安を感じ治療を止めようとするが、助けるべき命を守るために治療することを決断したところの葛藤が。
日々過ごしているとあの時こうしておけば良かったなど後悔は絶えないけど、人生はパソコンのように更新前ジャーナルでロールバックしてなかったことにみたいなことはできないもの。タイムスリップして人生やり直したいとか、場合によれば今の技術があれば誰々が病気で亡くならずに済んだみたいに思うこともあるけど、ドラえもんではないが時代を変えてしまうのは大変なこと。やっぱりそう考えると時代を巻き戻すなんてことはあってはならないことなんだよな。でも逆の面として今の整備された環境に甘んじるのも良くないことが伝わってきた。明日からも色々考えながら見れる時は見たいね。


それにしても坂本竜馬だとか、ペリーだとか聞くとあぁって感じがw。