貴志駅建て替え化計画


この前、新聞の社会欄にタマ駅長のわかやま電鉄貴志川線貴志駅が改築されるとの記事が載っているのを発見。まぁ、かなり小さめとは言っても最近では客寄せもあって猫駅長を看板にするケースなども増えているけど、その中でもタマ駅長は世間一般にも広く注目されている感じがする。まぁ、わかやま電鉄が南海路線を買収する際にタマ駅長を目玉に置いたことがあるのかも。
そんなタマ駅長も最近は野次馬客が多くて騒々しいのか業務をサボって駅長室に引きこもって寝ていることが多くなってる傾向。昨年に行った時は気前を振りまいて写真も撮らしてくれてたけどな。と言うのか朝ごはんを食べたら睡眠に入る性質があるのに10時ぐらいから勤務ってことにするのも無理がある感じが^^;。午前中は避けた方がいいってことかな。


それにしても当初は廃線危機の赤字路線だったのがタマ駅長の効果で資金的な余裕ができるまでになったのかは知らんけど、貴志駅改築のサンプル図を見ると普通の駅でも豪華と思うくらいの壮大な外観。まぁ、わかやま電鉄の中核部分ではあるし、タマ駅長の待遇を更に良くする見込みのようだけど、はっきり言ってこの会社にはそこに多額な投資をする前にやるべきことがまだまだあるような。
掘っ立て小屋と間違いそうな伊太祈曽の本社社屋、途中駅にはトイレさえない駅が多く、あるにしても花子さんが出そうなオンボロ小屋、待合室など駅の設備不十分とか。まぁ、車両は中古ながら南海時代の10年ぐらい前に戦前製造のボロから冷暖房完備のものに置き換えたところだからまだそこそこ使えるだろうけど。タマ駅長目当ての観光客が多いのは確かだけど、沿線住民の足として成り立っている以上はそちらばかりでなく途中駅のサービスも考えるべきだけどな。


もう一つ気になるのは豪華な駅と周りの風景の不適合さ。やっぱり建物にもその土地に合ったスタイルというものがあるけど、田舎ののどかな田園風景に目立ち過ぎるものがあると馴染まない感じがするからなぁ。やっぱり田舎の景色には木造の古い建物が地味にあって落ち着いた雰囲気になるし。まぁ、住宅街に真っ赤の外壁が目障りになるという問題と同じようなもんか。
今年は駅から行ける場所で苺狩りをやっていたからそれを兼ねてタマ駅長を訪問したけど、交通費も時間もかなり掛かるからそうそう行くことはないけど、これを機に古い社屋が残っているうちにもう一度行って記念の写真とか残そうかな。結構小さい頃の旅先での写真も今見ると懐かしいものだし。前行った時一応撮ったけど携帯の写真は保存しづらいしな。