ゼロの焦点


※一応ネタばれにはご注意を


この映画の宣伝においての語り言葉の部分で以前から気になってたところで、一昨日は午前と午後共に梅田で用事があったのでその帰りに丁度ファーストデーだし梅田まで来てるからこの機を利用して観て帰ろうかなとふと思ってTOHOシネマズへ。まぁ、今まで都合の悪いことは避けてばかりで過ごしてきた僕にとっては失踪と言うのも何か耳の痛いところがあるし。(氏)
16時代に行ったら17時半の回があったのでそれで観ることに。劇場案内のチラシでHEP NAVIOの上層階だけでなくて別館としてチケットぴあの横辺りにもいくつかのブースがあるのを初めて知ることにもなったり。


いくら夕方と言ってもかなり空いてはいたけど結構一人で来ている人もいたり。まぁ、映画は一人で観ても楽しいけどアニメ系とか楽しいのは友達とかとできれば共有したいなと思ってるけどな。まぁ、参考に観てみようと思うものは一人でも十分。まぁ、2012も見てみたい気もするけど表面上ではそんなのどうでもいいとか思いつつ実際に観てみると何か怖くなりそうな気もするし^^;。
内容はあまり深くは触れずに軽く思ったところを。まずは自分が想像していたストーリーとは全然違ったって言うのがあるな。予告をチラッと見ただけだから仕方ないかもしれんけど舞台が1957年とかそんな古いのだとは思わなかった。だから東京から寝台特急"北陸"で金沢に行く場面でも蒸気機関車だったり、街並も木造建築で昭和な風情に仕上げられていたりと。


後は想像では失踪した男がケコーンしたくなかったのに何らかの事情ですることになって、人生から逃げるために自ずから蒸発して殺人犯になって逃げ回ってるような身勝手な男みたいな展開になってるんだと思ってたら全く違ったようで。実際にはそのケコーンは疾走した男にとっても安らぎのあるものだったが、それよりも過去にあったいざこざがきっかけで事件に巻き込まれることになるような模様。ただそれを広末涼子役の妻に何も過去のことを話していなかったため妻は何も知らないまま夫の知らない顔を事件をきっかけに知ることになる。それをきっかけに事件の真相を究明していくサスペンス的な一面もある内容だった。


まぁ、感想としては失踪した男は過去の問題から逃げ出す悪い部分はあったけど想像していたほど冷酷なストーリーでなかったから重くなりすぎず済んで良かったかな。まぁ、それにいくらフィクションと言っても負ってしまった傷は癒えることはなく、解決してもハッピーエンドで終わるような作品ではないから楽しい気分で観れる映画ではなかったけど。後は最後に一瞬だけ現代になるシーンがあったけどあれが意味深だ。
このストーリーのシチュエーションでは過去のいざこざがあったり全く何も知らせられない状況にあったってので大分違うけど、中途半端な気持ちではいけないなとか何かかえって余計に気が重たくなってしまったような感じも。(汗)