餘部鉄橋の架け替え


山陰本線餘部鉄橋が98年の歴史に幕を閉じて新橋梁に架け替えが行われるとのことが新聞に。現橋梁は16日の定期運行で終了となって一昨日から来月半ばまで一ヶ月間程は区間運休をして切り替える模様。橋桁を動かす初めて実施の新工法によって運休期間はかなり短くて済むようでかなり技術が進んでるってことだなぁ。新橋梁には防風の柵などが設置されるため運行停止になる風速が秒速当たり10m程緩和され、現状で年間に200本程あった運休が40分の1くらいになるとのこと。そうなれば運休はほとんどなくなるため難所ってほどでもなくなる訳か。


餘部鉄橋と言うと昔によく祖父母宅に帰省していた時の印象が強い。鉄道で帰省することが多くて小さい頃は多い時には年に2,3回行っていたため山陰本線を利用することが多く、特急でも福知山線経由の"北近畿"は城崎温泉発着のため影響ないのだが、播但線経由の"はまかぜ"は浜坂発着のため復路に乗ろうと思っていた便が運休になって他の便に振り替えて帰ることになったこともあった気がするし、直接的な影響はなくとも特に冬場はここでの運休や遅れによって他の各停なども数十分単位の遅延が発生することもしょっちゅう起こったり。単線で列車交換できる場所が限られている関係もあって日本の鉄道としては珍しく常に遅れてるところがあったし。


でも鉄道の旅が好きな者としては18とかを利用して通過してみたかったなと惜しいような気も。帰省で山陰本線を利用することは多かった割に城崎温泉以西は一度も乗る機会がなかったし。不況の前の結構頻繁に温泉に行けてた頃でも丹後半島天橋立や間人の方が多くて浜坂や香住の方に行くことはなかったし。まぁ、カニ料理はあまり好きな方ではないし、スキーもやったことないからあまり魅力を感じる土地柄ではないけど。鳥取や島根方面に行くには山陰本線経由だと接続が悪くて行きづらいから利用することはあまりなさそうではあるけど、時間がたっぷりあればゆっくり旅をしてみたいなぁ。