ドラフト


一昨日にはプロ野球シーズンオフの毎年恒例のドラフト会議が行われ、今年もらが早実の高校時代に甲子園を沸かせたハンカチ王子こと斎藤祐樹を初めとした注目選手らがそれぞれのチームに配属となったようで。こういうクジ運でも毎年回りがいいチームと、狙った選手を他に取られて3巡目・4巡目まで獲得できないチームとの開きが出てしまうのが実情。まぁ、運も実力のうちと言われるように強さには運勢も必要なんだろうけどそれだけ差が大きいと間合いの悪いチームは気の毒な感じが。鯉軍団のようにスカウトの目は良くて若手や外人の優秀な選手を獲得しても最終的にはよその金のあるチームに横取りされっぱなしで生え抜きで主力選手が育たないチームもあれば、他から取ってきた選手ばかりを起用して若手が育たず将来性の戦力が薄いチームもあるし何事もバランス良くとはいかないもんなんだろうな。


それで、今季のドラフトで最も競争率が高かったのはハンカチ王子と同じ早稲田大学出身の大石達也。鷲軍団・ケチックス・レオ・星軍団・鯉軍団・虎の半数に当たる6チームによる激戦が行われ、栄冠を手にしたのはまたしてもレオ軍団。このチームも昔から運も強いチームでうざったらしいんだよな。人気はあまり高くないが常に実力のある選手が揃っていて嫌らしい試合で勝ち進むチームのため、運営方針がオレ流の竜軍団で似通っているため好感が持たれにくく、日本シリーズは竜とレオの対戦でなかっただけがまだしても救いだったものかと。昨年の注目株であった菊池雄星でさえも潰してしまってるようなチームに引き当てられたのは残念。活躍できる場が少なそうな感じがする。
一方、鴎・鷹・公・燕の4球団に指名されたハンカチ王子は日ハムが獲得。ここもダルビッシュの時に続いて比較的運が強いチームだが、頑張って活躍してほしいところ。


後の竜とジャビの両球団はそれぞれ沢村と大野を単独指名で獲得。ドラフトで獲得した選手が早々に一軍に上がってきて活躍する姿を見ることはなかなかあることではないがプロの洗礼を浴びながらも試行錯誤して栄冠を掴めるように頑張ってもらいたい。
一方、疫病神がお好きなケチックスさんは4巡目だかまで狙ったのを獲得できなかったようで。外れ1位で入団した選手も扱いとしては1位ではあるが、本人にとっても球団にとってもお残りのような形に納得できるか。まぁ、残り福と言う言葉もあるが育成が下手なケチックスはそんなことも望めないだろうし。とりあえずは就職と同じでお互いが納得できるのが一番であるが、何よりも日本球界の発展に寄与する精神を持ってプレーしてほしい。今や少しでも名が知れればメジャーへ流出してしまうが、自分のことだけなく国内の野球のためを考えればあえて弱いチームを支えてこそ勝負士。