JRのダイヤ改正


3月12日の山陽新幹線九州新幹線の直通運転開始に伴うJRのダイヤ変更で京阪神近郊在来線のダイヤパターンが大幅に変更となる模様。基本的には快速の増便による利便性の向上が目的のようではあるが、一方では各線の各駅停車の本数が15分ヘッドを原則とする減便に。最も変更点の多いのは環状線を介した路線系統で、直通便の快速の大和路快速関空・紀州路快速は毎時3本から4本に増便される反面、一周する便は毎時6本から4本に。ただでも乗り入れが多くなって以前より本数が少なくなってるような感じだったのに更に減便は各停しか止まらない駅は切り捨てみたいなもんのような。それにしても、ドームにあまり用がなくなってから大正への快速の停車化とか大学卒業してから茨木市に通特が止まるようになったのと同じで何かちょっと不満。まぁ、別に良いのだが。


他では琵琶湖線の新快速の南草津停車化や、阪和線紀州時快速の日根野以遠各停化など快速においても所要時間の増加によるデメリットが。新快速は姫路-京都間は速度だけでなく停車駅の面でも最優等種別に相応しい感じがするが、滋賀県内は元々停車駅が多かったからちょっと停め過ぎではないかと思う部分が。まぁ、利用客の面でそうなってしまうのかもしれないが、京都から米原までの所要時間が1時間もかかるのはちょっとかかり過ぎな感じがするし。まぁ、JRは信頼できないからスピードアップはしていらないけどw。紀州時快速も所要時間が延びて和歌山まで1時間では行けなくなりそう。まぁ、和歌山と和歌山市はかなり離れているが南海のサザンの自由席を利用すればそっちの方が速くなるかも。その他は自分にはそれ程影響のない部分ではあるが、大和路線東西線絡みでも同様の変更が施行される模様。


まぁ、このダイヤ変更で不便になるとは言ってもJRはそう頻繁には利用しないので自分にとっては一時的に影響が出る程度ではあるが、よそ事とばかりは限らない部分も。JRの場合は特急や快速など直通便を優先するため各停へのしわ寄せがくる形のため、基本的には特別料金のない私鉄ではそういった変更が行われる可能性は低いだろうけど問題なのは全体的な減便の懸念。近畿圏の私鉄は大手でも経営的に新型車両への置き換えがなかなかできないため車両の老朽化に置き換えのペースが追いつかないように。車齢は50年が目安であるため到底置き換えが間に合わないようになれば新車の投入を待たず廃車することになり、それによる保有車両数からの減便の可能性も。まぁ、我が阪急宝塚線福知山線が発達するまでの20年前ぐらいまでは15分ヘッドだったからそうなる可能性はなくはなさそうだし。そう考えると乗り心地の悪い3000系やらにも頑張ってもらわないとってところか。不便にはなってほしくないなぁ。