北原愛子ワンマンライブ"AIKO SUMMER NIGHT 2011"@hillsパン工場


※ネタばれ注意


昨日はhillsパン工場で行われた北原さんのラストワンマンライブ3daysの初日公演の観覧へ。今回は自分にとって何気にインストアなどのフリー系は除いてツアーなどに関してはBEINGアーティストのライブでは初めて同一公演中に複数参加することにしたのだが、やっぱ何と言ったって初日。最終日は嫌でもしみじみとしてしまうしな。にしても北原さんのも平日公演は真っ盛りだったサーズデーの頃以来か。
これで遂に最後のライブになってしまう訳だが、北原さんのライブは一昨年に唯一代官山と新梅田のシャングリラでツアーが行われた以外はパン工のみか。まぁ、キャンペーンなどはディスクピアとか他の場所でも行われたけど。正直なところ、全盛期のGIZA女性勢はメジャーアーティスト然りの枠組みでの活動が定着していたのがちょっと残念だったかなと。doaやシカプーでさえと言うと失礼だが全国ツアーを行えたのだし、キャパ的には少なめのライブハウスは何処となりにあるだろうけど、インディーズ上がりやライブハウス主体で活動しているアーティストのような形態を取れないところだな。だから早未んでも身近な存在とは捉えられなかったし。GIZA女性陣にはもっと広島とか新潟とか全国各地に出向いてる姿を見てみたかったわ。あの活動では音楽を追求しているようには見えづらかったし。


まぁ、そんな当時について色々思うところはあるのだが、何だかんだでパンライブは一つの時代と言うのか歴史を形作ったことは確か。それでも、このような瞬間に直面すると6,7年前のあのラインナップでのライブは現実のものではなくて何か夢でも見ていたんじゃないかと思えてしまう今日この頃。最初のパンライブに参加してからしばしで8年か。時の流れって残酷なもんだなぁ。
そして、あの時早未んに夢中になっていたことにさえ疑念が湧いてくる。こうやって物事は過去のものへと移り変わっていくんだろうなと実感。でも、学生時代の甘い日々もパンライブにはまり込んでいた時期も次々に過去になって喪失感が大きい。それに慣れてしまっているとなくなった日々が余計空虚な感じがする。だけど、今まで行きたい数多くのライブに参加してこれたことは有難く思わなければなと。参加を決めていても急な冠婚葬祭や仕事の転勤、自然災害や交通の麻痺などの不可抗力で行けなくなってしまうリスクも少なくはない訳だし。だから北原さんには12月にもライブやってほしかったけど、僕個人にとっては成り行きでこうなった意味ではこれで良かったのかなと。9月から本格的に仕事が始まれば12月時分はバタバタして行きづらいだろうし、とりあえず最後まで見届けられる観点では。


前書きが長くなってしまったが15時半頃に出発。パン工場の前に着いたのは17時頃。生姜部セットはこの日は16時販売開始だったようだが、さすがに最後とあってかバーガーの方は既に売り切れ。ドリンクのみが300円で売られてますた。前回が比較的余裕があったために想定が甘かったか。到着して少ししたらチケの引き換えが早めに開始されるとのことでとりあえず事前に引き換え。さすがに予約番号と整理番号が連動しているように捉えるのも認識が甘かったようで^^;。この間に何かactした気がするのだが一応ネット上なので念のために伏せておくか。
その後はグッズ列に並ぶ。かなりの列ができてますた。購入したのはパンフレット・クッキー・フォトフレームの3点。グッズの購入においてはどうするか迷ったのだが、パンフレットは記念として、クッキーはオリジナルレシピとのことで、フォトフレームはサイン入りの点をピックアップ。スタンダードなTシャツ・タオル・バッグと反して比較的レアである点でもこの3つが残った。ポスターは3日分集められないし、破れたり保管が不便だったりするのでパス。加えて迷いつつ生姜部のドリンクを購入。これはまさにジンジャエール仕様。10日に購入も考えたのだが、早めに行くのがしんどいかもしれないしとりあえずドリンクだけでも買えるうちに買っとく。すると10日の販売時間も16時なのか疑問を尋ねただけなのにポップ氏への助言になったようで14時に変更されますた。(笑)


2階で30分程ゆったりと味わって開場時間の18時半には入場列へ。50番丁度で入場。これでも以前のGMN枠だからかなり良い番号。ちなみにこの日のモギリには補佐の方がおられますた。入るとチラシなどを受け取って中へ。チラシにはサイリウムについての案内なども封入されてますた。
フロアに降りると真ん中ら辺ながらなかなかの位置をキープ。開演時間を待ち、19時5分頃になると照明が落ちてポップ氏がステージに登場。前説をやる訳ではないとのことだが、ブログで書かれていた演出上水がかかるかもしれないことの注意喚起。そして、ポップ氏が退場すると交代でバンドメンバーと北原さんが登場。結構さりげなく出て来られますた。
準備が整うとまずは「Crazy ↑↑↑」からスタート。この後には最初のトークが入ってサマーナイトへようこそ、最後まで思いっきり盛り上がって楽しみましょうとの煽りで「AMORE〜恋せよ!乙女達よ!!〜」、「SAMBA NIGHT
」、「サヨナラを告げた日が近すぎて」、「もう心揺れたりしないで」を立て続けに。


この後のトークでは既に息切れしてきてると冗談交じりで言って、いつも参加されてる方はこんなもんだと思いますが、初めて参加される方は驚いているんじゃないかとのこと。そして、ここからはちょっとゆったりとやりましょう的なアプローチで「もしも生まれ変わったら もう一度 愛してくれますか?」、「キンセンカ」、「この空の下で」を続けて。曲が終わった後には、暑いねとポツっと言って、この空の下で生きてくれているだけでいいからと言う気持ちを込めて歌いましたとの曲紹介。
続いて次の曲紹介において震災のことに触れて、それによって二度と出会えなくなったり、ごめんとか有難うのような些細な言葉も言えなくなってしまった。感謝できることの有難さを噛みしめながら歌いたい的な曲紹介で「ありがとう」を。
引き続き、ここに集まってくれて生きてくれている皆には何ができるんだろうと言う気持ちを込めて歌いたいと思いますとの曲紹介で「Message」。


この後では一旦北原さんは退場して、バンド演奏をしながらモニターに歴代シングルやアルバムタイトル曲のPVが1stから順番に少しづつ流れる。最後のシングルの「春風が舞う頃には」まで流れると北原さんが再登場。そして、後半戦もガンガン盛り上がって行くぞとの掛け声で「運命だとか奇跡だとか信じたい気分」、「special Days!!」を続けて。
曲の後では熱気に関して3日間の初日だからもうちょっと少ないかと思っていたけど凄い迫力だねと感心?そして、生姜部セットのことに触れて、バーガーが売り切れたことについて北原さん本人も食べれなかったようで翌日は用意してもらえるように頼んどいたとのこと。それからグッズのクッキーに着いての話も。
この後はまだまだ盛り上がっていくぞとの煽りで「DA DA DA」、「恋花火」、「夏だから!」、僕にとっては最も楽しめる「常夏のエトセトラ」まで立て続けに力勝負のパフォーマンス。「夏だから!」ではスイカのビーチボールが泳いで水鉄砲が飛んでと砂浜気分?これが水がかかるとかどうとかの理由かw。
この後には次で最後の曲ですとの告知があって「Paradise☆」を締めに披露して本編は終了。曲が終わると有難うございましたと挨拶をして退場して行かれますた。


この後はアンコールへと以降。愛子ールで呼び込みが行われます。メンバーがステージに戻ってくるとまずはバンド紹介から。大楠さんはdoa公演に付き添っているため出演はなく、亀井さんや雪さんらがサポートされていますた。
この後にはホームページなどでラストラストと何度も言っていることに触れて引退の経緯についての説明など。少し前から意識しながら活動していて、皆も予想していたかもしれないけど、9年間もやってきた中で初めのうちは2ヶ月ぐらいしか持たないんじゃないかと思っていたようだが、支えられてここまでやって来れたとのこと。だけど、そろそろ老朽化(爆)してきて限度が近付いてきたように感じたため区切りを決意したとのこと。
で、皆も日常生活において辛いこととか色々あると思うし、ここに来てバカ騒ぎ失礼だから賢騒ぎ?(笑)をして鬱憤晴らしができていたけど、これからはその場を作ってあげられないことが心残り的なお言葉。それでもこれからも心の中に寄り添っていたいとのことで、本当に心の底から喜んでいたんだなと言うことが伝わってくるお話。そして、皆が幸せな場所へと辿り着けるようにと気持ちを込めてこの曲を歌いますと「明日遥か遠い海に辿り着けるように」から。


更に続いて今までの感謝の気持ちをこの曲で伝えたいと思いますと「ラベンダー」。セトリの中でもこの曲はかなりレアな感じが。そして、本当の最後に大好きな皆へ優しい風が吹き込みますように願いを込めてこの曲を歌いますと「風のメロディー」で締め。さすがに今回は間違っても?「また会おうね」は歌えないわなぁ・・・。曲が終わると有難うございましたと挨拶をして、再び北原さんは退場していかれますた。
しかし、間髪入れずにダブルアンコールを求めるコールが。結構時間が掛かるのかと思ったがアンコール時以上にすぐに戻ってきてくれますた。(笑)その場でのアドリブではなく、ダブルアンコールまでちゃんと打ち合わせがなされていた模様。
そして、ダブルアンコールの曲紹介ではこの曲があるから今があるとのことで、北原さんは哀しそうな表情を見せてこんな雰囲気になるとしんみりしてしまうけど、最後は思いっきり楽しもうぜと大声で煽って本当の大ラスはデビュー曲の「grand blue」で締め。


曲が終わると有難うとお礼をして、何かフラフラになっちゃった、でも皆の笑顔を見れて良かった、出会えてよかった、私おばあちゃんにならないけど(爆)、いやなるなる、おばあちゃんになっても皆のことを忘れないと誓ってくれますた。実際におばあちゃんになることがないとしたらそれは想像したくない事態だが、冗談で言うと漫画の世界か自分だけ老けることがないようなあり得ないことになるわな。
そして、最後にBGMが止められて客席に声を出さないように合図してから生声で本当に有難うございましたと精一杯の声で叫んでくれますた。そして、北原さんは再々度退場していかれますた。退場後も通路のところで身を乗り出すようにして最後まで手を振ってくれてから帰って行かれますた。いつもは客席から見て左方を陣取ることが多いのだが、この日真ん中右寄りで通路は見上げにくい位置だったがしっかり北原さんの姿を見届けることができますた。そして、ライブはダブルアンコールまで含めて21時2分頃に終演となりますた。曲数やダブルアンコールまであった割には短かったんだな。まぁ、考えてみるとそれ程トークが多くなかったからか。


終演後はドリンク交換をして、ポップ氏がお手すきになるのを待って尋ねてみたかったことを聞いて(結局期待する答えは得られなかったが)最後の方で退場。すると、さぁさライブでよくお会いする方から翌日のチケが余ってるとのお誘いがあったのだが、残念ながら9日はシカプーの方に行くためお断り。まぁ、仮に参加予定だったとしてもチケを持たずにってことはあんまりないんだけどな。麻衣たんの柏原公演の時に2月の対バンのを誘われた時は金曜で行こうと思えば行けたから応じれば良かったなとちょっと申し訳ない感じが^^;。
外に出ると改めてグッズ販売が行われていたのでそれをちょっとだけ傍観してから退散。夕食は松屋は近所にできたので一人でファミレスってのもアレだが時間的にこれと言った店もないのでBIG STEPのサイゼで取って帰路へ。しかし、パンの向かいの8Bにディナーメニューがあるのは初めて知った。スイーツ専門店なイメージだからなぁ。
まぁ、んな感じで初日公演は終わり、10日にもう一度参加予定ではあるが基本的には同じ括りのライブになるし感想などは8日分に集約する形に。とりあえず最後のライブも楽しめて良かったなと。


このライブの感想としてはやっぱり唯一最後まで残った全盛期の名残のパンライブならではの盛り上がり方ってところかなと。相変わらずの大盛り上がりようでこれぞ本家?パンライブの醍醐味ってな感じで。まぁ、個人的には就職が決まった訳ではないがとりあえず道筋がついて今はたまたま比較的気分は安定しているためそれ程ストレス発散をしたい程ではなかったが、最後と言うこともあるし「常夏のエトセトラ」においては昨夏や2月の時と同じぐらい喉をぶっ壊すぐらいの勢いで叫ばして頂きますた。この3日間が北原さんのライブの意味だけでなく自分が臨むライブも最後の晴れ舞台っつうのか何と言うのかになるだろうし。
それにしても北原さんに感謝したいのは心から我々に親しみを持ってくれて歓迎してきてくれたこと。多分、数々のパンライブに参加して、GIZA全盛期のアーティストを応援してきた中で満足感や応援の甲斐をここまで感じさせてくれたのは北原さんだけだと思う。別に見返りを求めているのではないが、そう思ってもらえるとこっちも嬉しいしファンで良かったなと思えるからなぁ。まぁ、例に出すのは悪いけどしおりんの握手会でちょっと興奮気味に話しかけた時にこいつバカじゃね?ってな感じで戸惑いを含んだ冷やかな返答をしてもらった時はそれなりにちょっと凹んだし。(ブ)自分ではそんな熱烈なファンの部類ではないつもりなんだがなぁ。
とにかく北原さんには時代が変わってしまった2011年半ばまで楽しい時間や思い出を作ってくれたことに感謝したい。

セットリスト


1.Crazy ↑↑↑
2.AMORE〜恋せよ!乙女達よ!!〜
3.SAMBA NIGHT
4.サヨナラを告げた日が近すぎて
5.もう心揺れたりしないで
6.もしも生まれ変わったら もう一度 愛してくれますか?
7.キンセンカ
8.この空の下で
9.ありがとう
10.Message
11.運命だとか奇跡だとか信じたい気分
12.special Days!!
13.DA DA DA
14.恋花火
15.夏だから!
16.常夏のエトセトラ
17.Paradise☆


en1.明日遥か遠い海に辿り着けるように
en2.ラベンダー
en3.風のメロディー


ダブルen.grand blue