RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語


ちょっと前にWOWOWで昨年初夏に上映された「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」が放送されていたのを録画して観賞。できればこの作品は映画館に足を運びたかったのだが1800円は出せないし、ファーストデーとか拘ってるうちに終わってしまった感じに。学生じゃなくなってしまったし安くで観れる日がほとんどないんだよなぁ。その点女性は羨ましいわ。
まぁ、鉄道をモチーフにした映画なのが興味を持ったところなのだが、と言っても映画作品であるため日常生活をテーマにした小説仕立て。ただ、就職は自分にとっても目を逸らせない事柄であるし何かを感じ取る意味合いでも良いかなと。


内容は主題の通り大手の企業に勤めていた50歳のエリートサラリーマンが実母の病と家庭の歪みをきっかけに家族への思いやりがなかったことを省みて、自分の夢を追い求めながら家族と共に生きることを決断し、会社を退職して一畑電鉄の採用試験に受験すると言うもの。合格し厳しい運転士研修を受けて晴れて運転士に。その中には相棒のような存在になるプロ野球選手を断念して嫌々入社した若者もいた。
主人公はお客さんに親切にしながら運転を続けるが、ある日運転席を外した隙に子供が運転操作してしまう不祥事が起こる。それがメディアに知れ渡り主人公は責任を取るため辞職を申し出るが、今まで親切にしてもらった乗客から止めないでくれと頼まれる。そして、社長は会社全員が責任を負うことを伝え、主人公は無事運転手を続けることになる。


まぁ、感想とするとやっぱフィクションものの物語だなぁと思うような成り行きで、現実の人生ではそんな上手い具合には進まないだろうけど、何であれ何歳になろうと自分のやりたいことを成し遂げる意気込みの意味や、日頃から他人に親切にすることが回り回って自分に返ってくることを感じ取れる作品になっていたと思う。まぁ、現実世界は自分のやりたいことを必ずしもできる訳ではないが、就職や人生設計について考える上で何か参考になるものを得ることができる作品だと思う。まぁ、事実を述べるとその年齢になって転職するってのは命懸けの賭けになるだろうけど。そう上手いこと新しい職場に採用されるのも難しいだろうし。
とりあえずは、今秋からは第2弾として富山地鉄を舞台にした副題を変えたRAILWAYSのシリーズが上映されるようで、今度は時間や経費が何とかなれば映画館に行きたいかなぁと。まぁ、この作品なら一人でも楽しめそうだし。舞台がのんびりした地方のローカル線ってのがまた良いんだよなぁ。