鳥取観光1日目


5日から6日にかけてはかねてより行きたかった青山剛昌ふるさと館への来館を主目的とした鳥取旅行へ。と言っても鳥取駅は乗り換えのために利用したのみなので、鳥取市内へは降り立っていないのだが。
この時期は18は利用できないためJRへの乗り換えは少しでも運賃が安くなる三宮で対応。初日は5時に起床して6時前に出発。三宮には7時頃に三宮に到着。ここの緑の窓口で乗車券を購入し、7時14分発の最初の新快速で旅を開始。姫路に7時54分に到着し、8時発の岡山行きに乗り換えて8時半頃に上郡に到着。ここからは第3セクター智頭急行線。18切符では乗れない区間である。


上郡からは8時42分発の一日一本だけ運用されている智頭からJR因美線に直通する鳥取行き。それに乗車し乗り換えることなく10時55分に鳥取駅に到着。ここでの乗り換え時間は20分あったので途中下車をしてざっと土産屋を覗く。さすがに県庁所在地だけあって土産屋は広い。そして次は11時15分発の倉吉行きに乗車。
倉吉に着くとここでは約40分のロス時間。ここでも途中下車するが駅前は閑散としていて店と言う店もない。昼食はやむを得ずおにぎりを購入して食す。後から駅に立ち食いそばがあったのに気付いたのは遅かった。しかし、皆生温泉で宿を取ったから良かったものの、こりゃ倉吉の三朝温泉で泊まったら晩飯食いそびれたかも・・・。


お次は倉吉12時53分発の米子行き。それに乗って2駅目が今回の主役由良駅に13時2分に到着。駅には大々的にコナントレインの看板や待合室のラッピングが施されていた。線路の遠景はいつぞやの映像で馴染みに見通し。とりあえず下車するとコナンのブロンズ像と、特産品のスイカをかたちどった地図がありますた。んで、駅に置かれていたパンフレットを片手に道なりに青山剛昌ふるさと館へ。道中には数多くのブロンズ像とモニュメント、街灯に取り付けられた看板などがあった。
そして、一番のお楽しみコナン大橋を観察していた時のことである。何と橋の上に携帯やデジカメの入った手提げが落ちていた。


そんな大きな物を落とすもんなのかと思うのだが、周りには誰もいないし、貴重品が入ってるから放っておくのも気になるのでちょっと手前にあった町役場に届けたら何とか受け取ってもらえて一安心。(汗)同じ観光客か何かの忘れ物だったんだろうか。歩道の真ん中に置き去りとは大したものだ。
そんなハプニングもありつつ青山剛昌ふるさと館に到着。だが、入館する前にブロンズ像を見るついでに隣の「道の駅大栄」に寄り地元産品を見たりと。ご当地のスイカソフトクリームを食しますた。と言うのかここに食堂あるからここで遅めの昼食取る手もあったんだな。道の駅を堪能したらいよいよ入館。駅に置かれていた割引券で600円で。しかし、誕生日なら限定缶バッジを貰えるようで翌週に来れば良かったなとか。(笑)


中に入ると青山剛昌さんの生い立ちと言うのか誕生から漫画家になるまでの子供の頃の観察日記など学生時代に使っていたものの展示などから、作者が案を練ってから我々の元に届くまでの作品ができる流れを原画を含めて紹介、ターボエンジンスケボで北栄町を巡るマシーン、キャラクターの相関図などのボード、歴代作品の展示や仕事部屋の再現、大栄町青山剛昌ふるさと館がモチーフになったマラソン大会やお座敷列車のHMなどのグッズの展示、劇場版作品のポップ類、クイズや神経衰弱に挑戦できるコーナーなど数多くの楽しめるものが展示されていますた。最後のところにはグランドフィナーレと言う30分毎に行われる操り人形?も置かれていた。剛昌さんはほぼ毎年正月に来館されてる様子。


全部を見終わった頃には今度は鳥取地区でのみ放送されるNHKか何かのカメラが来ていて取材をお願いされたのでやむを得ずアドリブのコメントで応じる。何かとハプニング続きの一日だわ。まぁ、中途半端な時期の平日だからだろうけど空いてたんだけどな。
閲覧を終わらせて外に出ると併設の土産屋へ。ここにはコナングッズを初めとした土産物や、記念撮影用の機械など観光地には在り来たりな施設ですた。ここをざっと見て回ったら退館。建物の前には阿笠博士のビートルを模した車が置かれてますた。
青山剛昌ふるさと館を出て駅に戻る頃には曇っていた空も晴れてきた。周りは一面広々とした大地が広がっていて歩くと気持ちいい。風力発電の風車が回ってるのも今だとよく思うしね。


何だかんだでかなりの時間を楽しんで由良駅に戻ったのは17時20分頃。もう来ることはないかもしれないからたっぷり堪能。まぁ、一度行ければそれで満足なもんなんだけどな。
駅に戻ると17時26分発の米子行きに乗車。山陰本線はよく鹿やイノシシと衝突するから5分程度の遅れは大したことない。これに乗って終点の米子には18時半頃に到着。しかし、この時間には駅ビルの食堂はラストオーダーを迎えていて周りには食事処もない。仕方なく周辺の繁華街をうろついてやっと島根牛のカルビ焼肉定食にケテーイ。まぁ、隠岐イカ漬け丼を食べそびれたのは残念だが、米子は島根に近いしこれで十分か。なんかついてない・・・。観光案内所も閉まってるし、やはりこういう地域は閉めるのが早いな。


食事を済ませたら駅に戻ってバスロータリーから日本交通の路線バスで宿のある皆生温泉へ。20分ほどで皆生温泉のバスターミナルに到着。着いた頃はもう21時前でこの時期とは言え当然真っ暗。しかし、温泉街にはカラオケバーなどがあり昔ながらの風情を残してる感じだな。芦原温泉には未だにストリップ劇場なんかがあるみたいだけど何か時代に取り残されてるような・・・。まぁ、そういうのの良さもあるがよ。
バスターミナルからは道に迷ったりしつつ何とか宿に辿り着いた。にしてもるるぶに載ってた写真より大分外観悪し。何かこの前火事いったホテルに似てるぞ。文句行ってても仕方ないのでチェックイン。


宿に入ると規則表を見せられ風呂は22時までしか使えないとの案内。かなり制限多し。んなことでせわしなく入浴準備。しかも鍵はロクにかからんし、フロントはすぐいなくなるし貴重品の管理に不安を持ちつつ。まぁ、廊下を歩くとミシミシ音がするような所謂民宿の親分的なボロ宿だから軽朝食付きで4,000円で泊まれるんだから贅沢は言えんわな。今回はライブが目的ではなく温泉浸かりたいってのがあったから駅前のホテルではなく皆生温泉を選んだんだし。
浴場はちゃんと岩風呂で温泉が引かれていたのには満足。着いた時間が遅かったのと何か落ち着かない宿だったせいでゆったりはできなかったけどとりあえず温泉入れたのは良かった。風呂上がった後は部屋でくつろぎ。このゆったり過ごすのがライブ遠征とは目的が違うこの旅の主旨なのだ。


日付が変わる頃になったら就寝。子供の頃は旅館で泊まる時もパジャマを着ていたから慣れない浴衣が寝づらかったりはあったがとりあえずこれにて初日は終了。
初日は何かとハプニング続きだったがとにかく鳥取雄大な自然風景を満喫できたのは良かったな。住むとなると不便だし仕事もないから大変だけど、旅でこういう広々とした場所を見ると気持ちも寛容になれる感じがするし、日頃の疲れから解放してくれる感じがする。まぁ、もう行くことはあまりなさそうだけどあの場所は好きになった。
んで、この日は食事に関してはこれと言ったものが食べられなかったのは残念。その分、翌日は食も満喫したのだが。宿はやむなしってことで初日はコナンに会える町を楽しみきれた。