小説

紀勢本線殺人事件

先月で仕事が終わって今後に向けて気分をリセットしたいこともあって久々に京やんの十津川警部シリーズのトラベルミステリーを読んでみようと。ジュンク堂書店は大きいから一日中居座ってても目立たなさそうだからいいわ。(ぁ)小説、とりわけ推理小説は気分…

湖西線12×4の謎

先日読み終えたいつもの京やんミステリーから今度は角川文庫出版の「湖西線12×4の謎」。長編小説であるには変わらないが、ページ数にして230ページ程と今まで読んだ十津川作品長編よりは100ページ程少なめ。今回はいつもの雷鳥シリーズや北陸本線ではないよ…

特急「雷鳥」蘇る殺意

こっちを先に書くとするか。 今回も京やんのミステリーサスペンスを。そしてまたしても雷鳥シリーズ。現時点で読み終えた4冊のうち3冊が雷鳥シリーズだと言うのだからどれだけ好きなのよとw。ちなみに京やん本人も舞台となる鉄道車両の中で雷鳥は特にお気に…

裏切りの特急サンダーバード

久し振りに京やんミステリーの小説を最後まで読んだのでそのレビューを簡潔に書こうかと。僕の場合は店先で立ち読みさせてもらっているため誰かが途中で購入すると読めなくなってしまうことに。当初は大学の最寄り駅前の商業ビルに入っていた古本屋で読んで…

青が散る

ゴールデンウィークは予想に反して仕事があまりできなかったので、在学時代に一度も手をつけることがなかった入学記念に贈呈された、僕が通っていた大学を一期生で卒業した作家が執筆した小説を読んでみることに。真っ只中にいる時は下らないと思うのだが、…

ダブリン事件

今回はまた海外版の世界短編傑作集のシリーズの方を。その中から"バロネス・オルツイ"と言う人が書いたダブリン事件を。この章はこの短編集の中では20世紀に入って最初の作品になるようで。作者はフランス革命関連のシリーズで有名となったイギリスの女流作…

レントン館盗難事件

今回は海外版の古い世界短編傑作集シリーズの方を。その中から"アーサー・モリスン"とか言う人が書いたレントン館盗難事件。作者はあのコナン・ドイルと同時代に活躍した人らしく、その代表作として"マーティン・ヒューイット"を主人公とする作品とのこと。 …

夜が殺意を運ぶ

今回のは西村京太郎サスペンスの十津川警部シリーズから徳間文庫出版作品の中でも短編集「十津川警部 愛憎の街東京」の一節に当たるストーリー。五編あるうちの一編目の事件。最初読み始めた時は他の長編小説と同じように章ごとに分かれてるのだと思ったけど…

スーパー雷鳥殺人事件

今回は西村京太郎サスペンスの長編推理小説から"スーパー雷鳥殺人事件"を書くことに。これは通学途中の駅前にある古本屋でバスや電車の待ち時間などに少しづつ読んていたもので、ぶつ切れになって内容の呑み込みにあやふやなところがあるけどまぁ。 それにし…

人を呪わば

今日はまた洋書短編推理小説の方からウィルキー・コリンズという人が書いた"人を呪わば"を。コリンズと言えばいつか草野球チームの監督みたいなのやってた人を想像する。(ぇ)この人はイギリスの文豪とのこと。 この小説は手紙のやりとりのみで構成されている…

外房線60秒の罠

1ヶ月ぐらい前に読んだ"京やん"こと西村京太郎サスペンスの推理小説の新作。(多分)就活が複数重なる時の合間は一度帰る訳にもいかないので大抵本屋の立ち読みで時間潰しすることがほとんどなのですが、特にこれを読んだ時は3時間くらいの時間差があったため1…

十三号独房の問題 part3

最後の部分。 思考機械は監房へ所長らを連れて行き電灯をつけた。監房内は普段と変わらずベッドに横たわっている。まごうなく彼の姿である。ドアを開けるとそれはかつらで、布団の下には30フィートの太縄の束が、短剣、やすりが3つ、10フィートの電線、小型…

十三号独房の問題 part2

前回の続きから。 所長と監視はランサム博士に手紙を書いた理由と、ペンとインキを手に入れた理由を真剣に考えていた。布地はリンネル片から切り取ったものとだと理屈が通ったが、ペンとインキは説明がつかない。所長はとりあえず監房を見に行き、思考機械の…

十三号独房の問題 part1

ネタもこれと言ってないし、親の本棚にしまい込んであった古い推理小説を読んだレビューと言うのか内容でも書いてみようかなと。まぁ、長編は読むのも結構時間がかかるし、ちょっと読みたいって時に読みやすい短編ものを。今回のは江戸川乱歩編集の「世界短…